
こんにちは、SASA夫婦(@sasabito)です。
東北の豊かな自然の中で夫婦でキャンプを楽しんでいます。
宮城県南三陸町にある「神割崎(かみわりざき)キャンプ場」は、雄大な南三陸の海と森に囲まれたキャンプ場です。
太平洋の朝焼けの景色が魅力で、目の前に広がる絶景ロケーションで非日常的な時間を過ごすことが出来ます。
通年営業であるため、季節を問わず多くのキャンパーが訪れます。
──そんな人におすすめなのが、宮城県・南三陸町にある神割崎キャンプ場です。
と、気になっていませんか?
この記事では、実際に訪れた経験をもとに、魅力・サイトの選び方・設備・注意点・予約方法までSASA家の独自目線でまるっとご紹介します。
東北エリアで絶景キャンプを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
神割崎キャンプ場 魅力ポイント
1.水平線から昇る朝日の絶景

一番の魅力は、なんといっても水平線から昇る朝日と海の絶景です。
サンセットサンライズとも言われ、夕陽のような黄金色や赤く染まった朝日が、海面に反射する景色は時間を忘れて見惚れてしまいます。
2.ソロ・ファミリーどちらも安心!充実の設備
管理棟ではレンタル品が充実しているだけではなく、キャンプ用品・お土産の販売コーナーがあります。
当日でも購入可能な漁師直送のBBQ用地元食材などが豊富です。
無料で利用できるポットや電子レンジ、飲料水も置いてあります。
場内設備も充実し、安心して利用できるキャンプ場です。

受付・左側のレンタル品コーナー(有料)。

受付・右側にある売店。

電子レンジやポットも置いてあります。

売店で販売されている食料品・日用品・キャンプ用品の一覧です(2025年時点)。手ぶらきてもお金さえあればなんとかなりそうです。

食べ物のテイクアウトやBBQ食材の販売もあります。
食料品もなくてもなんとかなってしまう豊富さです。
神割崎キャンプ場 基本情報
神割崎キャンプ場は、三陸海岸の中でも特に景色の良い「神割崎」に隣接した人気キャンプ場。
“神が海を割った”という伝説が残る岩の間から朝日が昇る様子は神秘的で、まさに絶景です。
その昔、長清水浜という村に、大クジラが打ち上げられました。隣の十三浜村との境がはっきりしていなかったため、クジラの取り合いから両村には争いが起こりました。その夜、岬がまっぷたつに割れ、クジラも2つに割れてしまったそうです。両村の人々は神様が岬を割り、いさかいの仲裁をしたのであろうと、以来この岩の割れ目が村境となったと伝えられており、今日も、南三陸町と石巻市との境界になっているそうです。
アクセス
項目 | 内容 |
---|---|
車 | ・ 仙台から約1時間30分(三陸自動車道「志津川IC」より、国道398号線を利用) ・盛岡から約2時間40分(東北自動車道→三陸自動車道「志津川IC」より、国道398号線を利用) ・横手(秋田)から約2時間40分(秋田・東北自動車道→三陸自動車道「志津川IC」より、国道398号線を利用) |
公共交通機関 | 仙台駅から高速バスで「志津川駅」下車後、タクシーで約10~15分 JR東北線・気仙沼線「前谷地駅」または「柳津駅」からバス高速輸送システムで「陸前戸倉」下車後、タクシーで約10~15分。 |
最寄りの救急病院 | 南三陸病院(車で約30分) |
最寄りの スーパー・コンビニ | ・ウジエスーパー 南三陸店(車で約20分) ・セブンイレブン 志津川十日町店(車で約20分) |
場内基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
ゴミ | 可燃ごみ 不燃ごみ(ビン・缶・PET・ダンボール) 灰捨て場 |
ペット | OK 必ずリード使用 |
花火 | 手持ちのみOK |
焚き火 | OK 直火禁止 |
釣り | OKだが、非推奨 ※足場が悪いため、事故等は自己責任 |
シャワー・温泉 | あり 男性側:4基(うち1室に浴槽あり) 女性側:3基(うち1室に浴槽あり) |
ランドリースペース | なし |
電源、EV充電設備 | なし |
Wi-Fi | 管理棟周辺、オートサイトのみ |
予約、料金、チェックイン・アウト
予約・決済方法
方法 | |
---|---|
予約 | 1.WEB予約:神割崎キャンプ場【公式HP】の予約カレンダーから24時間予約や変更可。 ※利用日前日の15時まで受付。 2.電話予約:Web予約が困難な場合、9:00~18:00の間に電話(0226-46-9221)で予約可。 ※当日に空きがあれば予約なしでも利用は可能。予約者優先。 |
決済 | 現地決済。現金以外にも、以下の決済方法が利用可能。 |
出典;神割崎キャンプ場【公式HP】
料金、チェックイン・チェックアウト
料金(2025年)は以下の通りです。
利用日により料金が変動するので、カレンダーを確認してください。
出典;神割崎キャンプ場【公式HP】
出典;神割崎キャンプ場【公式HP】
料金プラン | チェックイン・チェックアウト |
---|---|
宿泊 | ・フリーサイト・ログキャビン・手ぶらでキャンプ チェックイン 13:00〜18:00 チュックアウト 〜11:00 ・オートサイト・車中泊サイト チェックイン 12:00〜18:00 チュックアウト 〜11:00 |
日帰り | チェックイン 10:00〜 チュックアウト 〜17:00 |
宿泊利用のアーリーチェックイン、レイトチェックアウト
日帰り料金(日帰り入場料+サイト使用料)を追加することで、各プランにてアーリーチェックイン・レイトチェックアウトが可能です。
希望の方は、予約の際(電話の場合は直接、WEBの場合は要望欄)に伝えましょう。
※予約状況(利用希望日が満室や貸し切りイベントなど)によっては利用できません。予約時でなく、当日でも対応してくれます。
受付の流れ
サイトマップ

赤丸で囲んでいるところが管理・受付棟です。

国道398号線からキャンプ場へ向かうと、大きな看板と入り口が見えてきます。
受付前の車両の進入は禁止されています。
看板の向かいにある駐車場か、入場口から左に進んだところにある駐車場を利用します。

道路を挟んで看板の向かいにある駐車場。見切れていますが、右側にも数台駐車できるスペースがあります。

入り口正面から左へ進んだところにも広めな駐車場があります。

中に入ると、すぐ管理・受付棟が見えてきます。
右奥の道を進むと第1、第3〜4キャンプ場です。

中央にある階段を登り、中に入ります。

中に入ると正面にレンタルコーナー、その左手前に受付用紙の記入スペースがあります。
受付用紙を記入したら、右側の受付へ提出します。
受付で説明を受け、サイトに掲示するプラカードを受け取って終了です。
駐車場の車に戻り、場内へ進みます。

神割崎キャンプ場の受付については、以下の点に注意です
ベストポジションを取るために 何時から並ぶ?
ベストポジションを取るために必要なことは3つです。
いい場所を取りたい場合、アーリーチェックイン(日帰りの追加:チェックインAM10:00〜)はほぼ必須です。
チェックイン時刻前に入場はできませんが…
といったシステムなっています。
管理棟は9:00からオープンです。
早い番号の整理券をもらうためには、管理棟がオープンする9:00より早く来場している必要があります。

第3キャンプ場の良い場所を取っていた方にお話を聞いたところ、AM8:00には駐車場に着いていたとの事でした
最後は運が絡みます。
サイトが空いていればよいのですが、利用者の多くの方が連泊やレイトチェックアウトを利用しており、早めに入場しても場所が空いてない可能性もあります。

レイトチェックアウトした方が撤収するまで待機していたり、そのタイミングで来場できれば良い場所が取れるかもしれません
神割崎キャンプ場 場内サイト|ベストポジションは?
サイトマップ

サイトマップには載っていませんが、BBQ広場の奥に2024年末から新しくプライベートサイトがオープンしています(BBQコンロイラストの海側あたり)。
神割崎キャンプ場は日の出の景観が綺麗なことで有名です。
しかし、景観の邪魔になるものや人工物が少なく、かつプライベート感があるサイトは比較的限られている印象でした。

写真を撮るキャンパーはさらに選択肢が限られます
この後、SASA家が独自に考える良いポジションについて解説していきます。
第1キャンプ場
独自目線で良いと思える場所は1・2箇所程度でした。

第1キャンプ場の一番手前のサイト。
ログキャビン棟の左手に平らなサイトがあります。
前方にBBQ広場などがあるため、海や朝日の景観は全く見えません。

前方にあるBBQ広場。
後述するプライベートサイトはこの裏にあります。

第1キャンプ場内にあるログキャビン。
キャビン前がデッキで、利用者さん達はそこでBBQをしていました。

ログキャビンから奥に進むと、右側に東屋があります。
周囲は平らで海に面しており、程よくプライベート感もあるため、数少ない良いポジションの一つ。

東屋付近のサイトを進むと、坂を下った先にサニタリーハウスがあります。

サニタリーハウス正面の左側サイト。

サニタリーハウス正面の左側サイト。

サニタリーハウスの左側に海や朝日を見ることが出来ますが、通路に赤いコーンが複数個置かれていてなんだか残念な気持ちに…
見切れていますが、右にもう少し設営スペースがあり、サイトからの景観は良さそうでした。
サニタリーハウス正面は奥行きがあり、ブルーシートがあるあたりも設営でき、さらに奥の一段高くなっているサイトにも設営が可能です。

最奥からサニタリーハウス側を見た様子。
目の前にサニタリーハウスが構えていて、景観は良いとは言えません。

サニタリーハウスの左に細長めの芝生サイトがあります。
第1キャンプ場ではここが最も景観が良い印象でした。

ただ、前述したサイトの目の前であるため、常に背後から視線や気配を感じることになるかもしれません

上写真のサイトを第3キャンプ場側から見た様子。
右手前のテントの設営場所が、砂利道の右側の見切れていたサイトです。

利便性・景観は良さそうですが、奥行きがなく、写真撮影には向いていないかも…
第2キャンプ場

キャンプ場の入場口に入ってすぐ右に、場内への通路があります。
通路は傾斜があり、狭いです。

サイト内を散策しましたが、ほぼ平らなところがありませんでした。
あってもかなり狭いです。
第3キャンプ場 ベストポジション!
SASA家が最もおすすめするサイト。
起伏に富んでいるため写真映えも狙えます。
独自目線で良いと思える場所は2・3箇所程度でした。

第1キャンプ場から進むと三叉路が見えてきます。
左は第3キャンプ場の上側サイトと、第4キャンプ場へ繋がる道。
真ん中は第3キャンプ場の下側サイトへの道。
右は母恋岬へ続く道です。
まずは真ん中の道を進んだところにある下側サイトを見ていきます。

下側サイトの最奥です。
右奥に見える建物は使用されていないトイレです。
トイレのすぐ右に炊事場があり、サニタリーハウスも近めなため、利便性は良いです。
樹々に遮られて、海や朝日は見えません。

下側サイトの奥から上側サイト方向を見た様子。
一段上がったところに、テントが設営できるスペースが2ヶ所あるのが見えます。
ベージュのテントサイトからは朝日や海が見えますが、目の前に電柱と樹々があり見えづらいです。
黒いテントのあたりは景観は良くないです。
写真はわかりづらいですが、第3キャンプ場は写真のように段々になっているところがあります。
2〜3段目の海側に近い手前側のサイトは景観が良く、場内設備も近い位置にあるため、最もおすすめです。

第3キャンプ場の三叉路を左に進むと坂があります。
設営・撤収時は車を横付けできます。
通路の幅は広くありませんが、端に寄ればなんとか2台がすれ違える幅です。
右上に見えているサイトがベストポジションの一つです。

眼前の電線と通路の看板が気になるところではありますが、海と朝日の景観は最高です。

同じ段の左にあるサイトの様子。
右手前のサイトも景観は良い方ですが、視界に入る人工物が少しだけ多いです。

もう一段上のサイト。
通路から離れていて荷物の運搬が少々大変ですが、景観・利便性が良いのでおすすめサイトの一つです。

上写真のより右の位置で、少し低い段にあるサイト。
SASA家が利用したサイトです。
真後ろに炊事場があり、少し下るとすぐ通路にアクセスできます。
アイキャッチ画像と、まとめ画像のようにサイトから海と朝日の景観もバッチリ見ることができます。
高低差もあり、樹々がうまく人工物を隠してくれるため、写真映えも狙いやすいです。

通路に戻ります。
奥に少し進むと退避スペースが見えてきます。

退避スペースから少し登った位置にあるサイトです。
海は見えまずが、朝日は樹々に遮られてしまいます。

灯台横のサイト。
景観・利便性ともに良いとは言いづらいです。
写真では見えませんが、灯台の前にも設営できるサイトがあります。
そこも景観や利便性はいいとは言えないサイトです。
第4キャンプ場

第4キャンプ場の全景。
右に炊事場があります。

左が西、右が東向きです。
サイトの幅がないため、超広角レンズを使用しないと写真は撮りづらいかもしれません。

第4キャンプ場の入り口前には駐車場がありますが、駐車は禁止されています。
設営・撤収が終了したら、場外の駐車場へ移動させましょう。
プライベートサイト

1日1組限定のサイト。
BBQ広場の奥から数段の階段を降りた場所にあります。
サイトからの景観は良く、プライベート感もあります。
電源も使用でき、利便性も良く、自分だけの空間をゆったり過ごしたい方におすすめのサイトです。
完全プライベート空間ではなく、炭捨て場(左側にあり、パネルで仕切られている)や炊事場、BBQ広場などが近くにあるため、人の往来も多少ある点には注意が必要です。
オートサイト
全20区画で車を横付けでき、場内にはサニタリーハウスがあり、AC電源(2口)やWi-Fiを使用できる利便性に優れたサイト。
区画利用であるため、人数に制限はありません。
※区画に駐車できる車は1区画1台、もしくはバイク2台まで。規定台数以上の利用は指定の駐車場に駐車。
出典;神割崎キャンプ場【公式HP】

車中泊サイト
オートキャンプ場の設備(電源やシャワー)までは必要なく、テントを張らずに車内、キャンピングカーを利用したい方におすすめです。

一見すると、ただの駐車場にしか見えないです・・。
場内設備
サニタリーハウス

第1キャンプ場内にあり、炊事場・トイレ・シャワーなどが集約されています。

手前がシャワー室、奥がトイレです。
トイレ


掃除がしっかりされており、とても清潔な印象でした。
シャワー室

シャワー室内の様子。
かごとマットもあります。
男女ともに1室のみ小風呂もあり、お湯溜めてお風呂に浸かることもできます。
灰捨て場

第1キャンプ場は専用の灰捨て場があります(左奥)。
パネルの奥に見えるのがプライベートサイトです。
炊事場

第3・4キャンプ場にある炊事場は全てこのように全て同じ規格です。

炊事場横には灰捨て缶もあります。
ゴミ捨て場

管理棟の左下にあります。
場内には同様の場所はなく、帰る際に寄って廃棄します。
まとめ|神割崎キャンプ場は東北屈指の絶景スポット

神割崎キャンプ場は、三陸の海と朝日の景観が魅力のコスパ抜群・高規格なキャンプ場です。
海を見ながらリラックスした時間を過ごしたい人や朝日の絶景を見たい人、安心してキャンプを楽しみたい人におすすめ出来ます。
サイト選びや場所取りが難しいですが、初心者からベテランまで気軽に利用できます。
三陸の海から昇る朝日は刻の経過とともに表情を変え、時間を忘れてただただ魅入ってしまいました。
年末年始を除いて通年営業しているのも嬉しいポイントで、他が冬季間でクローズしている時にも利用しやすいキャンプ場の一つです。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
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周辺施設・観光情報
・神割崎:キャンプ場に隣接する景勝地。
※例年2月中旬と10月下旬に奇岩の間から日の出が望める
・たみこの海パック:南三陸の選りすぐった海産物を販売。漁業ツアーやふりかけ作りなどの体験も提供。
※訪問の際は事前にお問い合わせください。
・南三陸さんさん商店街:地元の新鮮な海産物や特産品を購入できる商店街です。食事処も多数でおすすめ!
※海鮮だけなく、スイーツやカフェなどもあり!隣接する南三陸311メモリアルでは震災当時の様子がわかる。
・南三陸ホテル観洋:東館の温泉・露天風呂の景色は絶景!一度いく価値あり!食事処もあり。
※日帰り入浴は西館は11:00〜、東館は12:00〜なので注意!
・サンオーレそではま:汀線約300m、砂浜幅約30mの美しい人工砂浜の海水浴場。
※ハイシーズンはイベントあり、海の家もオープン!
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