
青森県弘前市にある「岩木青少年スポーツセンター」は、津軽富士・岩木山の麓にあります。
全面フリーサイトのキャンプ場からは岩木山を望むことができ、青森のふもとっぱらと称されます。
キャンプ系メディアでも取り上げられ、どんなところなのか?良いサイトはどこか?など気になる方もいると思います。
この記事では、岩木山青少年スポーツセンターキャンプ場について、使用感や魅力、おすすめのサイトなどをsasa家の目線で解説していきます。
実際に使用し感じた点など記事にしましたので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
岩木山青少年スポーツセンター
基本情報
・電話番号
0172-83-2338
・公式サイト
岩木青少年スポーツセンター【HP】
インスタグラム【公式】
・開場期間
2025年シーズン 4月25日(金)〜オープン!
岩木山青少年スポーツセンターはスポーツ施設でもあります。
スポーツハイシーズンにはスポーツチームの合宿が行われ、キャンプサイト周辺にあるグランドではしばしば試合も開催されています。
キャンプ場を選手達だけでなく、関係者や家族が利用することを覚えておきましょう。
※岩木山青少年スポーツセンターでは冬季間もキャンプ場をオープンする日があります。
キャンプサイトは第1〜3キャンプ場ではなく、パークゴルフ場の雪を圧雪した場所が会場となっています。
冬キャンプ利用は事前予約制になっていますので、詳しくはHPをチェックしてください。
アクセス
・車
弘前市から約30分(国道3号利用)
鯵ヶ沢から約30分(国道3号利用)
東北自動車道・大鰐ICから約30分(アップルロード利用)
※津軽市や五所川原方面から来る道路もありますが、岩木山の外周を半分回るため時間がかかります。
・公共交通機関
・最寄りの救急病院
弘前大学医学部附属病院(車で約40分)
・最寄りのスーパー、コンビニ
ローソン店・弘前国吉店(車で約20分)
ファミリーマート・東目屋店(車で約20分)
マックスバリュ・岩木店(車で約20分)
魅力ポイント
1.津軽富士・岩木山の眺望

岩木山青少年スポーツセンターでは、整備の行き届いた広大なキャンプサイトから雄大な津軽富士・岩木山を眺めながら過ごすことができます。
椅子に座り、ただただ眺めて魅入る。
岩木山に限った話ではありませんが、山の雄大な佇まいには不思議な魅力があります。

紅葉シーズンでは、岩木山が夕焼けに照らされると紅葉と相まって、赤富士のように赤岩木を見ることもできます。
2.充実の設備
トイレは炊事場は綺麗に清掃されており、安心してできます。
受付・管理棟内には温泉や製氷機があり、キャンプ場利用者は無料で使用することができます!
3.周辺は観光施設が充実!
岩木山の麓だけでなく、弘前市街地も観光施設・食事処が豊富にあります。
キャンプ前後の楽しみが多いのは嬉しいポイントです。
場内基本情報
・ゴミ
基本持ち帰り
管理棟内2Fにゴミ箱あり(分別)
灰捨て場あり
・ペット
OK
・花火
禁止
・焚き火
OK、直火禁止
・シャワー
あり、管理棟内に温泉施設あり
入浴時間:AM8:30〜PM22:00
AM11:00〜PM13:00は清掃のため入浴できません
※貸出
バスタオル:100円
タオルセット:200円(フェイスタオル、シャンプー、リンス、ボディーソープ、歯ブラシ)
・ランドリースペース
なし
・EV充電設備
なし
予約・料金
予約方法
予約はできません。基本的にサイトは早い者勝ちです。
※GWなどの連休中やキャンプハイシーズンはかなり混雑しますので、注意しましょう。
決済方法
現金、銀行振込のみ。
※銀行振込の場合は後日(手数料は利用者負担)
料金
・キャンプ(宿泊)
大人:1900円 小学〜高校生:950円 未就学児(3歳以上):450円
チェックイン8:30〜 チェックアウト〜16:00
・デイキャンプ(日帰り)
大人:500円 小学〜高校生:380円 未就学児(3歳以上):340円
チェックイン8:30〜 チェックアウト〜17:00
宿泊のチェックアウトはなんと16:00です。焦らずゆっくりと撤収できるのは嬉しいポイントです。
受付
管理棟はスポーツセンター内にあり、そこで受付を行います。
入り口を入るとテーブルがあり、そこにチェックイン用の記入用紙があるので、記入し受付へ提出します。
受付にてキャンプ場の利用許可証を受け取り、場内へ移動します。
スポーツセンターと❺パークゴルフ場、❶球技場の間の道路を進んでいきます。
一番手前側から第1〜第3キャンプ場に分かれています。
場内サイト
サイトマップ
出典:岩木山青少年スポーツセンターHP
第1〜第3キャンプサイトの全てが、車両が乗り入れ可能な全面芝生のフリーサイトです。
明らかな通行の妨げや迷惑とならなければ、どこに設営しても大丈夫です。
第1キャンプ場
入場口から1番手前のサイトです。
管理棟であるスポーツセンターに最も近いため、利便性が良いのが特徴だと思います。
平らな場所が多く、サイトのどこにでも設営ができます。
サイトから岩木山を見ることはできますが、白い大きな建物(学校)がどうしても視界に張り込んでしまいます。
岩木山の景観を人工物が邪魔をしてしまうのが、このサイトの残念ポイントです。
第1サイト炊事場周辺も平らなところがあり、その周囲に設営している方もいますが、岩木山は見えづらいです。
第2キャンプ場 おすすめ!

第1〜3キャンプサイトの中で最も広いサイトです。
第2サイトはどこに設営しても正面に岩木山を見ることができるので、最もおすすめなサイトです。
第2サイトも平らなところが多く、ほぼどこにでも設営することができます。
第1サイトの炊事場周囲サイトから第2キャンプ場に向けて、一部下り傾斜があります。
肌感覚ですが、この傾斜を避けて設営している方が多いです。
そのため、第2サイトではこの傾斜がなくなったあたりの平らなところに陣取ろうとする方が多いです。
視界に他の利用者のサイトが入り込まず、岩木山を存分見ることができるからだと思います。
空いていれば、SASA家もそのあたりに設営することが多いです。
サイトマップでは❸の芝生エリアだけに設営できるという印象も持つと思いますが、下図の赤太線で囲った部分にも設営することが可能で、かなり広いです。
第2キャンプ場の赤太線左側は木々が多く、林間のようになっているところもあります。
岩木山はあまり見えませんが、静かにキャンプしたい、軍幕やハンモックを使用したい方におすすめのサイトです。


赤太線左側の北の先端部分のサイトです。
樹々の間から岩木山が覗いています。
この付近も設営する場所によっては、全貌ではありませんが岩木山を見ながらキャンプを楽しむことができます。

左側赤太線の北側の先端部分から少しだけ南のサイト。林間のような雰囲気があります。

第2キャンプサイトの西と、左側赤太線の東側をつなぐ位置にあるサイト。
岩木山は見えづらいですが、春は桜を鑑賞しながらキャンプを楽しむことが出来ました。
第3キャンプ場
入場口から1番奥側のサイトです。
管理棟であるスポーツセンターに最も遠いため、温泉や製氷機などの設備を使用するのための移動が手間です。
キャンプサイトの北側の先端に道がついており球技場付近に出て、センターに向かうことができるようになっていますが、整備されているとは言えない薮の中を通らなければならないです。
第3キャンプサイトの利用者は場内を車で移動する方が多いです。
第3キャンプサイトからは岩木山は見えませんので注意してください。
第3キャンプサイトも平らで設営できる場所が十分ありますが、傾斜が多いです。
東屋付近が周囲に比べ少し小高い丘のようになっています。東屋付近に設営される方もいます。

知る人ぞ知る?情報かもしれませんが、第3キャンプサイトには展望所に向けて森の中に入っていける坂道があります。
坂を登った先に2ヶ所ほど開けた場所があります(わかりづらいですが、下図赤の点線と丸付近)。
静かにキャンプを楽しみたい方は探して、利用してみてはいかがでしょうか?
場内設備
管理・受付棟
・温泉
管理棟内には見た目は少々古いですが、温泉(源泉)があります。入浴料はキャンプ料金に含まれているため何度でも入浴可能です。受付でドライヤーを借りることが出来ますが、最近は脱衣所に備え付けになったようです。リンスインシャンプーとボディソープが備え付けてあります。
・製氷機
スポーツ施設という性質もあり、管理棟には製氷機が置かれていて、氷の残量を気にしなくても良いのが地味に嬉しいポイントです。利用者全員で使用するため、利用の際は受付に一声かけてから、使う分だけ使用するようにしましょう。
・自販機
飲料だけなく、サーティーワンアイスクリームもあります。お風呂上がりに食べたくなってしまいます・・。受付ではアルコール類の販売もあるようです。
・薪販売
数に限りがありますが、針葉樹薪と紅葉樹薪の束で販売されています(600円)。その他にも木炭や着火剤(着火用薪)の販売もあります。
・トイレ
外観はやや古いですが、清掃は行き届いています。水洗、ウォッシュレットなし。
・炊事場
屋根付き炊事場(お湯なし)。炊事場内には竈門が数ヶ所あり、調理も可能ですが灰捨て場として利用されています。
※写真は随時追加予定です。
終わりに
岩木山青少年スポーツセンターは、広大なフリーサイトから津軽富士・岩木山を目の前に見ながらキャンプできる青森のふもとっぱらとも言えるキャンプ場です。
料金も比較的手頃で、設備が充実しており、初心者から上級者まで楽しむことができる素晴らしいキャンプ場だと思います。
周辺の観光施設も充実していますので、キャンプ前後も楽しみもあります。
青森に訪れた際は是非、利用してみてください!自信を持っておすすめできるキャンプ場です。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
地元秋田や東北のキャンプ場について、主にInstagramで情報を発信していますので、フォロー頂けたら励みになります。よろしくお願いいたします。
周辺のおすすめ施設、グルメ
・桜林茶寮:キャンプ場の徒歩圏内にある人気のカフェ。季節のパフェなどが味わえる。おすすめ!
※予約なしでも入れますが、混雑するため予約推奨します。
・JAつがる弘前・四季彩館:地元の食材や特産品を購入することができる。
・直売所「野市里(のいちご)」:レストランも併設されており、りんごカレーや嶽きみソフトなどが食べられます。
・獄きみ:岩木山の麓では、嶽高原で栽培・収穫される「嶽きみ」と呼ばれるブランドとうもろこしが有名です(きみ=津軽弁でとうもろこしのこと)。圧倒的な甘さが売りで、糖度が18度以上でメロンなどの果実並み。8月下旬から9月上旬になると、キャンプ場に至る道中で農園の直売所が所々にあります。タイミングが合えば、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?おすすめ!

・桜林公園キャンプ場:お花見キャンプができる地元で人気の無料キャンプ場。
・岩木山神社:岩木山を神体とする神社、開運福の神として信仰。地元の参拝客も多く、桜がとても綺麗です。
・津軽国定公園 獄温泉:岩木山麓の湯治場と知られる。酸性泉で殺菌力や美容効果が高いと言われています。

・アソベの森・いわき荘:露天風呂・サウナありで、日帰り入浴可能です。おすすめ!
日帰り入浴→7:00~14:00(最終受付13:00)、18:00〜21:00(最終受付20:00)
料金→大人700円、小人400円、幼児無料
・津軽岩木スカイライン:岩木山の8号目までいくことができる。8号目からは山頂までは1時間ほどで登頂可能で、山頂は360度の大展望景色を見ることができます。
・弘前りんご公園:りんごにこだわった商品が並ぶお土産コーナーや軽食・喫茶コーナーあり。シードルを醸造する工房「kimori」など、みどころ満載です。
・弘前場公園:日本3大・桜の名所。もう説明不要です、一見の価値あり。おすすめ!
※弘前さくらまつり【HP】シーズンは激混み、注意!