キャンプ道具選びに疲れたあなたへ。なぜ私たちは「キャンプ道具沼」から抜け出せないのか?【キャンプと幸福の心理学】

キャンプ沼 キャンプギア沼 アイキャッチ

こんにちは、SASA夫婦(@sasabito)です。

東北の豊かな自然の中で夫婦でキャンプを楽しんでいます。

  • もっと良いものがあるはずだ
  • 次は絶対に失敗したくない
  • あっちの方が、自分のフィーリングに合いそう…

スマホのレビュー画面をスクロールし続け、寝不足で朝を迎える。

せっかくキャンプに来ているのに、スマホを片手にインスタやYouTubeで流れてくる最新ギアが気になり、隣のサイトを横目でチェックしてしまう。

そんな経験はありませんか?

テント、チェア、テーブル、焚き火台、ランタン。

どれも悪くないはずなのに、インスタやYouTubeで流れてくるカッコいい・可愛いギアが気になり、気づけばまた新しいギアをポチっている。

SASA
SASA

実は、私たち自身がそうでした…

心理学を紐解くと、私たちがなぜこれほどまでに道具選びに苦しみ、そしてどうすれば本当の満足を得られるのか、その答えが見えてきます。

この終わりのない「キャンプ道具沼」には、実は明確な心理学的理由があります。

LOGUE OUT AKI

東北の田舎で暮らす夫婦。絶景キャンプと暮らしの「経験」を発信。
 
【掲載・出演メディア】
JAFメディアワークス , 別冊GOOUT , GOOUT ,Youtube|たなちゃんねる, AKT秋田テレビ|THE CAMP, CAMPHACK, CAMPIC…etc
 
妻AKI|愛車タンドラと愛犬に狂う
 
夫SASA|絶景キャンプとカメラ狂う
 
絶景とキャンプ好きで、全力で楽しんでいたら人生が変わりました。私たちの経験がキャンプだけでなく趣味を楽しむ全ての方のヒントに..そして東北のキャンプが盛り上がる一助になればと、サイトを作りました。

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あなたは「最大化人間」になっていませんか?

心理学者 バリー・シュワルツ
心理学者 バリーシュワルツ 出典;digitalcast.jp

心理学者バリー・シュワルツは、人間を2つのタイプに分類しました。

  • 最大化人間(Maximizer): 常に「最高」を求め、全ての選択肢を比較検討しないと気が済まない。
  • 満足化人間(Satisficer): 自分の設定した基準を満たせば、それ以上の探索を止めて満足する。

現代の私たちは、SNSを通じて24時間「もっと上」を見せられています。

その結果、知らず知らずのうちに「最大化人間」へと作り替えられているのです。

さらに言えば、これは私たちが生きる「資本主義社会」の写し鏡でもあります。

常に成長し続けること、昨日より今日、今日より明日を「より良く」しようと努力すること。

仕事において求められるその価値観が、いつの間にか私たちのプライベートや休息の場であるキャンプにまで波及しているのです。

「もっと良いのがあるかも…」という不安や「もっと効率的に」「もっと高スペックに」「もっと美しく」… という社会から刷り込まれた「向上心」という名の呪縛が、リサーチという終わりのない労働を強いているのかもしれません。

そのために、常にリサーチという名の労働を強いられ、手に入れた瞬間から「もっと良いもの」を探し始める。

これでは、いつまで経っても心が休まりません。

SASA
SASA

気をつけるようにしているけど、その傾向は今でもある…日々精進です💦

一方で、あえて情報を遮断し、「足るを知る(満足化)」を実践しているキャンパーもいます。

これは一つの理想形と言えるかもしれません。


幸福のパラドックス:なぜ「欲しいもの」を手に入れたのに不幸なのか?

ぼくたちに、もうモノは必要ない

私たちはしばしば、自分の現実が「理想とかけ離れている」と考えがちです。

あの限定ギアを持っていない…
あの最新テントを持っていない…

という足りない部分ばかりを見て、自分を不幸だと思い込んでしまう。

しかし、よく思い出してみてください。

今あなたの手元にある道具の多くは、かつてあなたが「どうしても欲しい」と願って手に入れたものではありませんか?

人間には「慣れ(適応)」という仕組みがあります。

  1. 獲得: 欲しかったモノを手に入れる(絶頂)
  2. 慣れ: それがあるのが当たり前になる
  3. 飽き: 刺激が薄れ、次の「足りない」を探し始める

願いが叶ったはずなのに、この「慣れと飽き」のサイクルのせいで不満が募り、不幸を感じてしまう。

これが沼の正体です。


センスは「投資」の先にあるもの

キャンプ 経験 センス 磨き

だからといって、私たちは「最初から高価で間違いのない買い物をしなさい」と言っているわけではありません。

「まずは様子見で、安くて良い商品から始めてみる」 これは間違ったことではありません。

キャンプはまずやってみて、その空気感や楽しさを知るのが一番。

そこから必要に応じて道具を入れ替えたり、買い足したりすればいいのです。

今はフリマアプリも普及しており、役目を終えた道具を次の方へ繋ぎやすい時代でもあります。

キャンプ道具に限った話ではありませんが、たくさんのお金と時間を使って試行錯誤し、実体験を重ねてこそ、身についていく「センス」があります

センスは最初から持っている才能ではなく、失敗や遠回りを繰り返しながら、自分の中に地層のように積み上げていくもの。

その「迷走した経験」があるからこそ、数ある選択肢の中から自分にとっての本当の「正解」がクリアに見えてくるようになるのです。

「センス」について、おすすめの書籍

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SASA
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SASA家の道具選びセンスの変遷は @sasabito のインスタページを遡って見て頂けるとご理解いただけると思います…


沼から抜け出すための「我が家の鉄則」

私たちは目移りを防ぐために、あえて選択肢を狭め、決断に「時間」をかけるという自分なりの縛りを設けています。

① 独自の選定フィルターを持つ

  • 直感と雰囲気を最優先: 単純に「いいなぁ」「自然の景観に馴染む」といった感情を大切にします。過度な装飾や主張しすぎるロゴ、おもちゃ感のあるデザインは選びません。
  • カラーを「ブラック」で統一: 基本をブラックに絞ることで、どれだけ魅力的な新色が出ても「我が家には合わない」と即決できます。
SASA
SASA

テントなどの大物だけは例外にすることで、遊び心も残しています(笑)

② 「本当に欲しいものリスト」を優先順位で管理する

キャンプ 初心者 チェックリスト

情報の波に呑まれないよう、常に「今、欲しいもの」をリスト化し、優先順位をつけています。

「今これがあったら、あのキャンプ体験がもっと豊かになるか?」を自問自答し、リストの上位にあるものから順に手に入れる。

このリストにないものは、どんなに魅力的な新作でも「今は縁がないもの」としてスルーします。

「即決」せず、あえて時間を置く

時計 時間

「これは!」と思う一品に出会っても、あえてその場では買いません。

数日から数週間、いったん冷静に時間を置いてみます。

すると不思議なことに、あんなに欲しかったはずなのに、リストから自然と落ちてしまったり、存在すら忘れてしまったりする道具が出てくるのです。

忘れてしまったのなら、それは「今の自分には必要なかった」という何よりの証拠

時間が経っても色褪せず、むしろ「やっぱり、どうしてもあれでなければならない」と思いが募るものだけが、あなたの手元に残るべき本物の道具。

「時間のフィルター」を通過したものだけを迎え入れることで、後悔の入り込む余地をなくしています。


「リサーチという労働」を終わらせる終着点

それでも、

もう遠回りは十分だ💦」
最初から間違いのない道具を手に入れて、道具選びの悩みから解放されたい💦」

という方もいるはず。

私たちが数々の失敗と投資を経て辿り着いた、「これ以上の選択肢はない、私たちの最適解」と確信できる道具たちを参考に紹介します。

これらは、私たちの「最大化」という名の迷走を終わらせてくれた、納得の投資先です。

【居住空間の終着点】テント

迷走を終わらせてくれたのは、「これ以上がない」と断言できるテントたちでした。

テント選びを「上がり」に導いた、シンプルかつ最高峰のテントたち

【リビング・収納の終着点】テーブル・チェア・収納・ランタン・クーラー

「居心地」と「設営の楽さ」を両立したリビングセット。

統一感のあるギアたちです。

たくさんの買い替えで辿り着いた、リビングギアの最適解

【寝具】マット・インフレーターマット・寝袋・コット

睡眠の質は、キャンプ翌日の幸福度に直結します。

※現在、私が愛用している「究極の寝具」については執筆中ですが、まずは基本の選び方をこちらで紹介しています。

【キャンプの楽しさを格上げする+α】コーヒー道具・カメラ・読書

これらは効率やスペックではなく、キャンプという「体験」の質そのものを高めてくれる要素です。

ただ「今」を楽しむための大切な相棒たちを紹介します。

思い出を美しく残す。私がキャンプに持っていくカメラのすべて

ブラックで統一。キャンプを彩るシンプルなコーヒー道具

究極のミニマル書庫・Kindle Unlimitedで過ごす贅沢な時間
普段、忙しい日常ではなかなか読書の時間が取れないもの。設営を終えた静かな自然の中で、読みたかった本や漫画に没頭するのは最高に贅沢な過ごし方です。 スマホやタブレット一つあれば、何万冊もの本を持ち歩ける。まさに「荷物は最小限に、体験は最大限に」を体現する、キャンプとの相性が抜群のサービスです。


まとめ:本当の豊かさは「所有」の先にある

浩庵キャンプ場 富士山 赤富士 絶景 景色

道具はあくまで手段です。

使用する道具がなんであれ、自然に触れることで幸福度が上がることは間違いありません。

森の匂い、焚き火の音、大切な人との会話、そして自分を見つめ直す瞑想的な時間。

「手に入れたもの」への感謝を忘れず、「今、ここ」にある体験を味わうこと。

それが、道具沼という霧を抜け、本当の豊かさに辿り着く道だと思います。

「最大化」を終わらせて、本当の「満足」を手に入れませんか?

終わりに

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです
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「本当に欲しいものはあるけれど、予算が……」という方へ。

無理な分割払いやローンを組むのではなく、家計を見直して「一生モノ」に資金を集中させる方法をこちらでまとめています。

▼ 【必見!趣味や家族のための家計管理術はこちら

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