
こんにちは、SASA(Instagram/ YouTube)です。東北の豊かな自然の中でキャンプを楽しんでいます。
キャンプサイトをどれだけお気に入りのギアで固めても、どうしても最後まで隠しきれない「生活感」。その最たる原因がゴミ箱ではないでしょうか?
ビニール袋をそのまま吊り下げるのはオシャレの観点からは論外として、ポップアップ式のゴミ箱もどこかチープさが残る……。
そんな「サイトの生活感問題」に終止符を打つべく導入したのが、In From Around(IFA)「dustbox」。

シンプルなサイトに馴染むダストボックスをずっと探していたので、発売時はついに出たかと心躍りました!
今回は、この洗練されたスタイリッシュなゴミ箱を実際のキャンプで徹底的に使い込んで分かった魅力と、「美しさの裏に隠された、購入前に絶対に知っておくべき重大なデメリット」を包み隠さずシェアします。
In From Around「dustbox」のスペックと外観
まずは「dustbox」の基本スペックを確認しておきましょう。
| 項目 | 詳細 |
| サイズ(mm) | ・IFA Dustbox(Open) : W330 × D167 × H328 ・IFA Dustbox(Folded): W330 × D135 × H240 ・IFA Dustbox S ring : W325 × D125 × H4 |
| 重量(kg) | ・IFA Dustbox:1.1 ・IFA Dustbox S ring:0.1 ・IFA Dustbox Bag:0.08 ・IFA Dustbox Hook A/B:0.02 |
| 素材 | ・IFA Dustbox:アルミニウム ・IFA Dustbox S ring:スチール ・IFA Dustbox Bag:コットン ・IFA Dustbox Hook A/B:アルミニウム,PA12 ナイロン |
| 同梱物 | ・IFA Dustbox S ring × 1 ・IFA Dustbox Hook A × 1 ・IFA Dustbox Hook B × 1 ・IFA Dustbox Bag × 1 ※Lid(天板は別売) |
| 公式ページ | In From Around 公式HP |
※ IFA Dustbox Hook A は厚み 11.5mm 以下のコンテナハンドルに装着可能
※ コンテナ装着時のHook Aの耐荷重は 3kg、それ以上の負荷が加わると 破損の恐れがあり

外観は、無駄を極限まで削ぎ落としたシンプルな佇まい。ミニマルでソリッドな空間を好むキャンパーのサイトには、これ以上ないほどマッチします。

ブランドロゴは内部底面にあしらわれており、主張しないロゴの配置が、シンプルさを追求するキャンパーの欲求にささります。
実際に使ってわかった「dustbox」の3つのメリット
① サイトの生活感を完全にシャットアウト

最大のメリットは、やはり圧倒的なビジュアルです。
内部にセッティングしたゴミ袋が外側から一切見えない構造になっており、「そこにゴミ箱がある」ということすら忘れさせてくれるデザイン。置くだけでサイト全体の雰囲気が一締まりします。
② ゴミ箱だけに留まらないマルチな機能性

頑丈なアルミニウムのため、別売りの天板をセットすれば、サイドテーブルやジャグ置き、ちょっとしたシェルター内の物置きとしても機能します。
狭いソロキャンプのレイアウトにおいて、1台2役をこなしてくれるギミックミニマルなスタイルに最適です。
③ アルミコンテナへの外付けによる空間有効活用

付属のフックパーツを使用することで、アルミコンテナのハンドル部分に本体をハングさせることができます。
地面のスペースを占有せず、コックピットスタイルのキャンプでも手の届く最適な位置にゴミ箱を配置できます。
【要注意】購入前に知るべき3つの重大なデメリット
デザインと機能性は一級品ですが、アウトドアでのハードな使用を想定した場合、構造・耐久性の観点から見過ごせない弱点が3つあります。
デメリット1:レッグ部分の「爪」が荷重でナメる
本製品の脚部は、展開時はレッグの出っ張り(爪部分?)が底面に当たることで、脚の開きがカチッと止まる仕組みになっています。

しかし、ここにサイドテーブルとしての重い荷重や、上から強い負荷がかかると、アルミ製の爪部分が荷重に耐えきれずに潰れて(ナメて)しまいます。

爪がナメると、脚が本来のストッパーを超えて開き切ってしまい、結果として全体が傾いてしまいます。マルチに使えるタフな作りに見えますが、過度な荷重は厳禁です。
※公式サイトに本体の耐荷重に関する記述はありません

どのタイミングでこうなってしまったのか、全くわかりません…
デメリット2:コンテナ装着フックの脆さ(初回で破損も)

アルミコンテナ等にハングさせるための「フックパーツ」ですが、これが非常に繊細です。公式サイトでは「コンテナ装着時のHook Aの耐荷重は 3kg、それ以上の負荷が加わると 破損の恐れがあり」の記載があります。
実際に、ゴミの隙間にキッチンペーパーを押し込もうと上から少し力を加えたところ、初回の使用にもかかわらずフックの剥がれと割れが発生しました。

あまりにショックで、壊れたフックは写真を撮る前に破棄してしまいました…
これは個体不良かと思いましたが、他の使用者からも同様のトラブルが報告されており、構造的な脆さがあると言わざるを得ません。
なお、このフックパーツは、パーツ単体での購入が可能(2,200円+送料)とのことです。買い替えが効くとはいえ、アウトドアギアとしてはもう少し強度が欲しいところです。
デメリット3:予想以上に容量が少ない(ゴミ袋セット時のデッドスペース)
シンプルでスマートな見た目ゆえに、ゴミがあまり入りません。

ゴミ袋をセットしていない状態(本体容量)でも、きれいに整理整頓して入れて500mlペットボトルが約8本、缶だと16本ほど(約10L相当)が限界です。

さらに実用上で厄介なのが、ゴミ袋をセットすると完全にフィッティングしないため、内部にデッドスペースが生まれる点です。
紙ゴミなどは中で広がってしまうため、どうしても上からギュッと「押し込む(荷重をかける)」必要が出てきます。 しかし、前述の通り「押し込むとフックが破損する」というジレンマを抱えています。
ファミリーキャンプはもちろん、現地でしっかり料理をする・飲料をたくさん飲むキャンパーにとっては、そもそも圧倒的な容量不足になる可能性が高いです。

そもそもゴミがあまり入らないため、別売のWリングで内部を仕切る必要性も高くないと思われます…
総評:荷重さえかけなければ最高。ただし扱いには繊細さが必要
総じて、In From Aroundのdustboxは「荷重をかけずに、優しく使う分にはこれ以上ないほど美しいゴミ箱」です。
「シンプルでソリッドなデザインが好き」「サイトの美学のために、ギアの扱いには気を使える」というスタイルのキャンパーには間違いなく刺さる名作です。
一方で、「キャンプ道具はタフに、ラフに使いたい」という実用性・耐久性重視の方には、少しデリケートすぎてストレスになるかもしれません。
購入を検討されている方は、この耐久性や実容量の特性を理解した上で、あくまで「丁寧な運用」を前提に導入することをおすすめします。
あなたなら、この「美しさと脆さのトレードオフ」をどう捉えますか?
(記事内の製品仕様や再販情報は執筆時点のものです。最新情報は公式HPをご確認ください。)
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