【メモ・要約】DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)|お金を貯めるでなく使い、人生を豊かに

DIE WITH ZERO

コンサルティング会社BristaMaxホールディングスCEOで、現在はヘッジファンドマネージャーをしているビル・パーキンスさんが書かれた「DIE WITH ZERO」。

一言で言うと「上手にお金を使い、人生を豊かにする方法」を教えてくれる本です。
自分達へのメモ・要約として残します。

・上手なお金の使い方を知りたい人

・人生で一番大切なものを知りたい人

・豊かな人生を送りたい人

におすすめの1冊です。

lessismore-blog

秋田で田舎暮らし30代夫婦
絶景キャンプ旅と暮らしの’経験’を発信
Less Is More (より少なく、しかし良く)を大切にし,日々を暮らす

妻aki:愛車タンドラとコーヒー,焚き火が大好き
夫sasa:GO OUTやYoutubeなどメディア掲載多数,シンプル&ブラックキャンパー

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今しかできないことにお金を使う


歳を取れば取るほど、やりたいことやできることが少なくなる

若い頃は海外旅行がしたい、スキー・スノーボードがしたい、ベンツのGクラスに乗りたい、本気の恋愛がしてみたいと思っても、60〜70代になるとそうは思えなくなることが多い。

お金から価値を引き出すには、健康であることが大前提

健康で若い人の方が同じ100万円でもお金を有意義に使うことが出来るし、そこから得られる喜びや経験も多い。

節約しないとお金がなくなると心配になる人もいるだろう。

自己投資だと考える。

若い頃の失敗や経験は強く心に残り、一生の思い出や糧になる。

その時は無駄に思えても後になって意味を持ってくることもある。

逆に必要以上に節約すると経験や可能性、スキル、視野が狭くなってしまうこともある。

そして十分なお金を得たときには、それらができない年齢や健康状態になっていることも多い。

やりたいこと、できる事には賞味期限がある。

大事なことは、お金を使いながら「自分は何をすれば幸せになれるのか」、「人生で何を経験したいのか」を見極めていくことだ。

もしそういうものがない、使っても余る状況であれば貯金や投資に回すと良い。


人生で一番大切なことは思い出作り


人生の最後の刻。体が動かなくなり、意欲もなくなった時に残るのは豊かな思い出だけだ。

寿命と健康寿命には8〜12歳ほどの隔たりがある。

歳をとると、旅行に行くこともできないし、欲しいもの大してない、意欲も減る一方だ。

お金を使い道も病室も個室にしてもらうとか、薬代などになる。

人生の新たな経験を望みづらくなる。

過去の思い出に浸り大きな誇りや喜び、甘酸っぱい気持ちを味わうことはできる。

そのために若いうちに多くの経験を積み、思い出をたくさん作った方が良い。

若い時の思い出は、死を迎えるまでの期間に何度も思い出すことができ、思い出から配当を得ることが出来る。

高齢になってからの思い出は、思い出す機会が少ない。


歳を取ると意外とお金はかからない


私たちがお金を溜め込んでしまう一番の理由は、老後のためや将来が不安だから。

心当たりがあるのではないだろうか?歳を取ると給料が増え、退職金や年金などの細々とした収入が入ってくる。

歳を取ると体力や意欲が低下するため、お金を溜め込んでしまう。

思っているより老後はお金を使わないことが多い。

病気になって手術や介護と医療費が心配になる人もいるだろう。

そのためにある程度は貯金をしておくべきであるが、私たちは必要以上にお金を貯めすぎている。

若いうちはお金がないから実感は湧きづらいが、最終的にはお金は余ることが多い。

今、やりたいことを犠牲にしてまで老後のためにお金を蓄えるのでなく、ある時期から思い切ってお金を使い始めよう。


健康を保つために「予防に」お金を使う


健康ほど、あらゆる経験を楽しむのに影響を与えるものはない。

体を動かすことができず、点滴で栄養を摂り、トイレさえ自分でできない状態なら、億を超える貯金があっても全く楽しくないだろう。

逆にお金がなくても健康なら楽しめることはたくさんある

若い頃は健康が当たり前であるため忘れがちであるが、健康はお金よりも遥かに価値が高い。

生活保護などでお金は最低限なんとか出来るが、健康だけは国の制度を利用してもなんとか出来ない。

健康を保つため、具体的にどんな事にお金使うべきか?

例を挙げると、食生活に気をつける、トレーニングジムに登録して筋トレをする(貯筋)、良い寝具を買う、定期的に人間ドック・歯科検診などを受けるなどがある。

特に肥満には注意!「メタボリックドミノ」という言葉は聞いたことがあるだろか?肥満からドミノ倒しのように、糖尿病から脳・心臓疾患、癌など様々な病気に連鎖していく。

投資の神様と言われるウォーレン・バフェットは健康について「自分の身体のことを一生買い替えの効かない車だと思え」という言葉を残している。


お金で時間を買う


若い時は健康と時間が十分にあるがお金がない。

中年以降は自由に使えるお金は増えるが、時間と健康が減っていく。

お金を使って、時間を買うことで有意義に人生を送ることが出来る。

心理学の研究では、時間を作るためにお金を払う人は収入の多寡に関わらず、人生の満足度が高まるという研究結果がある。

身近な所での具体例としては、高速道路やディズニーなどのファストパス、ドラム式洗濯機、お掃除ロボット、食洗機、家電、家事代行、業務の委託、都市部ではタクシーなどが当てはまる。

節約ばかりではなく、時短と健康にお金を使い、できた時間で自分のしたいこと、やるべきことをした方が有意義に人生を送ることが出来る。

お金は稼ぐことは出来るが、時間は稼ぐことができない。


だいたい45〜60歳で資産を取り崩し始める


このあたりの年齢が、お金から価値を引き出せるギリギリの年齢。

70歳を超えると遅く、30歳未満では早すぎる。

収入によって時期は個人によって異なるが、遅くても60歳までには計画的にお金を使い切っていかないと0にはできない。

60歳以降に貯めたお金を使おうと思っても、ほとんどの場合死ぬまでにお金を使い切ることができなかったという研究結果がある。

具体的に資産を築く方法としては投資があり、インデックス投資が最も再現性が高い。多くのメディアや書籍で触れられている。


自分の寿命を予測しておく


自分があとどれくらい生きるかがだいたいわかれば、お金を計画的に使い切りやすくなる。

国立保健医療科学院の発表によると、令和4年の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳、健康寿命はそれより8〜12歳短い。

そこを指標として、お酒を飲む、タバコを吸う、ストレスが多いなどがあるとそれよりは短いと予想が出来る。

「死」という避けられないものから目を逸らさずに、人生を設計していくことが必要だ。

お金は墓場までは持っていけない。

※ネットでは無料で、寿命シミュレーターを使用できます。大手の保険会社が掲載しているので、参考に。


バケットリストを作成し、年齢別にやりたいことを把握する


バケットリストは、自分のやりたいことを書いて自己理解を深める方法。

5年または10年の感覚で区切ると良い。

バケットリスト
出典;朝日新聞

その時にしかやれないことを優先的に書くと良い。

私たちは今しかやれない事に無自覚な場合が多い。

日々の忙しさにかまけて、今しかやれないことを忘れて働き詰めになってしまったりする。

書いたからといって叶うわけではないし、結果的に叶わないこともある。

それでも分が本来どうしたいか、その年齢の時にやりたいことを見える化し、思い出せるようにしておくことで意識しやすくなる。


まとめ


・今しかできないことにお金を使う

・人生で一番大切なことは思い出作り

・歳を取ると意外とお金はかからない

・健康を保つために「予防に」お金を使う

・お金で時間を買う

・中年期に資産を取り崩し始める

・自分の寿命を予測する

・バケットリストなどで、やりたいことを把握する

昨今ではお金の増やし方にフォーカスされた情報や書籍が多いですが、使い方にフォーカスを当てた本は珍しいと思います。

私たちは大半の時間をお金を稼ぐ事に費やし、稼いだお金をできるだけ節約して、貯金や投資をしています。

日本でもNISAやIdecoが始まり、FIREを目指している人も増えています。

これはとてもいい事ですが、その貯めたお金を「いつ、何に使うのか」という使い道を考えずに、一生貯金や投資したままの人生にならないように注意が必要だと思いました

sasa家も貯まることにのめり込み過ぎて、家庭内に雰囲気がギスギスしてしまったことがあります。

貯めることに偏重しすぎないように、やりたいことをやる、趣味であるキャンプする、家族・友人たちと楽しい時間を過ごすことを大切にしていきたいです。

必要な事と不必要な事、優先度が高いものと低いものを見極めて、使う分と貯金や投資に回す分のバランスを取るよことが大事です。

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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