
こんな悩みを抱えていませんか?
スウェーデンの老舗テントメーカー・ヒルバーグ(Hilleberg)が誇る「アラック(Allak)」。
4シーズン対応の堅牢性、完全自立式の高い設営性、そして2人(または3人)で快適に過ごせる居住性を兼ね備えた、まさにオールラウンドなテントとして世界中のキャンパーや登山家から絶大な支持を得ています。
この記事では、ヒルバーグ・アラックの魅力を徹底的にレビューしていきます。
気になる設営方法、居住性、冬キャンプでの使用感、そして同じく人気の高いスタイカやウナ、アラック2・3との比較まで、購入を検討しているあなたが知りたい情報をすべて解説します!


ヒルバーグテントにおけるアラックの位置付け|オールラウンドな「レッドレーベル」

ヒルバーグのテントには、強度や適応環境を示す「レーベルシステム」が採用されています。
「レッドレーベル」「ブラックレーベル」「イエローレーベル」「ブルーレーベル」の4つがあり、アラックはヒルバーグのテントラインナップの中でも、高い強度と汎用性を持つ「レッドレーベル」に属します。
レッドレーベル(Red Label)とは?アラックの堅牢性の秘密

激しい嵐に耐える能力は一般的なテントより秀でているよ!

ベテランキャンパーは、強さと引き換えに軽さを取り、過酷な状況下での使用にレッドレーベルテントを選ぶ場合もあるよ!
ヒルバーグ・アラックのカラーラインナップ
現行カラー

アラックは2・3共にサンド、グリーン、レッドの3色のラインナップとなっています。
限定カラー

日本国内では販売はありませんが、アラック3のみパープルカラーが存在します。

レアカラーだと思いますが、身近に持っている方が2人もいるので、レア感の薄いSASA..
ヒルバーグ・アラックの仕様・性能
アラック2

アラック3

項目 | 内容 |
---|---|
サイズ | 〈アラック2〉 室内最大高/105cm、フロア広さ/2.8㎡ 前室広さ/0.8㎡×2、収納サイズ/φ18×51cm 〈アラック3〉 室内最大高/110cm、フロア広さ/3.8㎡ 前室広さ/0.8㎡×2、収納サイズ:19φ×53cm |
重量 | 〈アラック2〉最小重量(総重量)/2.8kg( 3.3kg) 〈アラック3〉最小重量(総重量)/3.2kg( 3.7kg) |
材質 | 〈アラック2・3〉 アウターテント 12kg/26.5lbの引裂強度を持つKerlon1200 インナーテント 30デニール リップストップナイロン 耐久撥水加工(DWR) ポール DAC社の Featherlite NSL 9mmポール |
収容人数 | 〈アラック2〉2人 〈アラック3〉3人 |
ヒルバーグのテントで使用されているシリコンコーティングを施したkerlon(ケルロン、通称:シルナイロン)のアウターテント生地は軽く、超が付くほど頑丈です。
一般的なポリウレタンコーティングのテント生地が2~3kg/4.4~6.6lb(lbは引裂強度の単位)に対し、ウナのテント生地は12kg/26.5lbです。

強風でテントが裂けたと言う話は何度か聞いたことはあるけど、ヒルバーグテントが裂けたという話は聞いたことがないです!
ポリウレタンコーティングの耐用年数が一般的に3・4年と言われているのに対し、シリコンコーティングされているヒルバーグテント生地は加水分解に強く、耐用年数は10年程度と言われています。
ヒルバーグ・アラックの特徴や実際の使用感
ヒルバーグ・アラックの設営・撤収|設営は簡単?スピーディーな撤収も可能?
「ヒルバーグは設営が難しいんじゃない?」というイメージを持つ方もいますが、驚くほど簡単に設営できます。
アラックは完全自立式で、フライシートとインナーテントが連結されています。
一度、アウターテントにインナーテントやフットプリント(別売り)を付けてしまえば、付け外しの必要がないため(初回は自身で装着する必要あり)、慣れると数分程度で設営できます。
この構造のおかげで、雨の日でもインナーテントを濡らさずに設営・撤収が可能です。

悪天候下や急な設営が必要な場面で、その真価を発揮するよ!

吊り下げ式構造によりフライとインナーテントに隙間があることで、インナーはドライに保て、気温が低くても空気の層ができるので幕内は比較的暖かい!
設営動画|アラック2
ヒルバーグ・アラックの居住性|前室はどれくらい広い?
アラックは、コンパクトながらもその居住性には定評があります。

2箇所の前室は広く、ソロ使用する場合は空間を贅沢に使用できます。
冬キャンプの際に、友人は灯油ストーブを幕内にinしていました。
それほど居住空間に余裕あります。
※ストーブを幕内で使用する場合は一酸化炭素中毒を防ぐため、十分に換気、もしくは一酸化炭素チェッカーを使用しましょう。

インナーテントのフロアは所謂「バスタブ型」になっており、雨水などの侵入を防いでくれます。


インナーテント内にはポケットが2箇所あり、小物や収納ケースなどを入れておけます。
天井も含め計5つのループがあるので、ランタンなどを吊るすこともできます。
ヒルバーグ・アラックの結露対策は?通気性はどうか?
アラックは天井部にベンチレーションがあり、入り口は上部・下部それぞれだけ開けておくこともできるので、調整次第で換気は十分にできます。
アラックだけに限った話ではないですが、ヒルバーグテントは高い機密性のため、他のテントと比べてアウターテントの内側が結露しやすいです。

ヒルバーグテントはこのように、出入り口上部を少し開けておけます。
換気の際は、内部が見えるまでオープンにしなくても、ペントカバー(屋根シート)を超えない程度にジッパーを下げるとプライバシーも確保できます!
ヒルバーグ・アラックの高い耐風性・耐雪性|冬キャンプで使える?積雪期の登山は?
アラックは4シーズンテントであり、真冬の厳しい環境でも十分に対応可能です。
夏の高山から真冬の雪山まで、年間を通してメインのテントとして活躍できます。
日本の四季を通じて様々な環境でキャンプを楽しみたいキャンパーにとって、頼りになるテントです。

ペントカバー(屋根シート)をしっかり張って、雪が滑り落ちやすくしておきましょう!
ペントカバーの「縁」の傾斜は、雨天時に雨水が幕体に沿って垂直に落ちないようにし、出入り口で人にかからないように落下方向を調整するように配慮されているよ!

アラック2 vs アラック3|あなたに最適なのはどっち?
アラックには2人用と3人用のモデルがあり、どちらを選ぶかは使用人数や用途によって変わってきます。
アラック2がおすすめの人

アラック3がおすすめの人


結論として、基本はアラック2で十分な汎用性があるけど、より広い空間や3人(ファミリー)での使用を視野に入れるならアラック3も有力な選択肢!
【アラック vs ヒルバーグの他モデルとの比較】|アラック vs スタイカ、アラック vs ウナ
ヒルバーグには同等クラスのテントがいくつかありますが、アラックはその中でも「軽量性と堅牢性のバランス」、そして「汎用性の高さ」で独自のポジションを確立しています。
項目 | スタイカ (Staika) | アラック2 (Allak) | ウナ (Unna) |
---|---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() | ![]() |
レーベル | ブラックレーベル(Black Label) | レッドレーベル(Red Label) | レッドレーベル(Red Label) |
構造 | 自立式ドーム型 | 自立式ドーム型 | 自立式スクエア型 |
収容人数 | 2人用(ソロで快適) | 2人用(ソロで快適) | 1人用(ソロ特化) |
前室 | 2箇所(広々) | 2箇所(十分な広さ) | なし(インナー内に荷室スペース) |
フロア面積 | 約3.2㎡ | 約2.8㎡ | 約2.5㎡ |
重量 | 約4.0kg(最小重量約3.3kg) | 約3.3kg(最小重量約2.8kg) | 約2.2kg(最小重量約2.0kg) |
フライ素材 | Kerlon 1800(最高強度) | Kerlon 1200(高強度) | Kerlon 1200(高強度) |
ポール径 | 10mm(最高強度) | 9mm(高強度) | 9mm(高強度) |
主な特徴 | 究極の堅牢性と居住性、2つの広い前室で快適性を追求 | 軽量化と堅牢性のバランス、汎用性の高さ | ソロでの安心感と自由度、軽量性 |
おすすめ用途 | 極地遠征、厳冬期登山、通年キャンプ、ベースキャンプ | 冬期登山、通年キャンプ、長期遠征、ベースキャンプ | ソロ冬期登山、ULキャンプ |
ECサイト | Amazon 楽天 Yahoo | Amazon 楽天 Yahoo | Amazon 楽天 Yahoo |
アラック vs スタイカ|強度と居住性の追求か、バランスか

アラック vs ウナ|ソロ重視か、汎用的なデュオ対応か


キャンプスタイルや何を優先するかによって、最適なモデルを選びましょう!
ヒルバーグ・アラックは購入する価値はある?お得に購入するには?
アラックは、決して安い買い物ではありません。
高価なテントですが、耐久性と性能、そして何より信頼性を考えれば、長期的に見れば納得のいく投資になります。
適切に手入れすれば、10年、20年と使い続けられるほどの耐久性を持っており、ランニングコストを考えれば、決して高すぎる買い物ではありません。
ヒルバーグのテントは人気が高く、中古市場でも比較的高値で取引され、リセールバリューが良い傾向があります。
楽天やyahoo!などのECサイトは、キャンペーン時などに大きなポイント還元があるため、かなりお得に購入できます。
状態の確認が必要となりますが、メルカリなどのフリマアプリに安く出品されている中古品も狙い目です。
ヒルバーグのテントは人気が高く、値上げが続いており、時期によっては品薄になることも..

見つけたら早めの検討をおすすめします!
まとめ|ヒルバーグ・アラックは「軽量性と堅牢性の究極バランス」を求める人に最適!

「ヒルバーグ・アラック」は、軽量性とヒルバーグらしい堅牢性を高い次元で両立させた、まさにオールラウンドなテントです。
自立式で設営が容易で、2つの前室による高い居住性、そして真冬の環境にも対応する信頼性を持つため、あらゆるシチュエーションで頼れる相棒となるでしょう。
これらのニーズを持つ方にとって、アラックは期待を裏切らない、まさに「究極のバランス」を持つテントとなるはずです。
高価な買い物ではありますが、高い機能性と耐久性で長い目で見ればコスパも良く、一度手に入れればどんな場所でも安心して眠れるという、かけがえのない価値を提供してくれます。
実際に使ってみると、設営の手軽さに驚くともに、シルエットの美しさに目を奪われます。
アウターとインナー、そしてグラウンドシートまで一体型のヒルバーグテントを経験してしまうと、他のテントの設営が面倒に感じてしまうほどです。
アラックは間違いなく「買って後悔しないテント」です。
アラックだけに限った話ではないですが、本当に良いものを使っていると同じものを使用している人たちと繋がりを持つ機会に恵まれることもあります。
ヒルバーグは家族や普段の生活、職場以外ではなかなか得られない同じ趣味を持つ人との繋がりを持たせてくれる素敵なプロダクトだと思うのSASAだけでしょうか?
ぜひこのヒルバーグ・アラックのレビューを参考に、次のテント選びに役立ててください。
以上です!最後まで読んで頂きありがとうございました!


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