
こんにちは、SASA(Instagram/ YouTube)です。東北の豊かな自然の中でキャンプを楽しんでいます。
ブームになったIGT(※)。でも、ぶっちゃけ「面倒」になっていませんか?
男心をくすぐるガジェット感、自分の好みにカスタムできるギミック。スノーピークのIGT(アイアングリルテーブル)規格は、キャンプ界に一大ムーブメントを巻き起こしました。
特にフラットバーナーをテーブルに美しくビルトインしたスタイルは、今や定番中の定番です。
しかし、一通りギアを揃え、何度もキャンプを重ねてきた中級〜上級者の方の中に、薄々こんな「本音」を抱えている方はいませんか?
便利で美しいはずのシステムが、いつの間にか自分を縛る「重荷」になってしまっている。そんなキャンパーの声が、今ちらほらと聞こえてきます。
※IGT規格:スノーピークのアイアングリルテーブル(IGT)に適した天板やパーツのサイズ規格のこと。1ユニットの標準サイズは、縦360mm、横250mm、高さ約10mm
なぜ今、バーナーを「組み込まない」スタイルがじわじわキテるのか?

かつては「いかにテーブルとバーナーを一体化させるか」がスタイリッシュさの指標でした。しかし今、現場レベルで静かに増えているのが、あえて「組み込まずに、独立させる・ただ置くだけ」という逆のスタイルです。
一体型のメリットの裏返しには、以下のようなデメリットが潜んでいます。
これらをバッサリと切り捨てて「独立」させることで、驚くほどの動線上の自由が手に入ります。
バーナーをテーブルから引き離せば、テーブルの上は100%広々と使えます。火の粉や油跳ねを気にせずお気に入りのランタンなどの道具を並べられますし、気分に合わせてキッチンスタンドの位置だけを「秒で変える」ことだって可能です。
システムに合わせるキャンプから、自分の動きにギアを合わせるキャンプへ。この快適さに気づいた人から、引き算を始めています。
「置くだけ」「独立スタンド」という新最適解。注目ギア
では、テーブルに組み込まない場合、どのような選択肢があるのでしょうか?「フラットバーナーを単体で活かすスタンド」から「潔い道具感を持つ独立バーナー」まで、大人のミニマリズムを満たす注目ギアを紹介します。
1. camaforce(カマフォース) X-leg オススメ①

【フラットバーナーを「組み込まない」という贅沢】 開いて・載せるだけ。手持ちのIGT規格バーナーのポテンシャルをそのままに、組み込みの呪縛から解き放つならこれ。
IGT規格バーナーを単体で自立させるための無駄のないシンプルな独立スタンドです。テーブルのスペースを一切犠牲にせず、必要な時だけ特等席に調理環境をスマートに構築できます。

設営は広げて置くだけ、収納は閉じるだけで完了。かさばりません♪他に天板を組み合わせられるlong ver. のラインナップもあります。

少し前まではAmazonや楽天で購入可能でしたが、現在は出品自体がされていません。日本国内ではBASEの取扱オンラインショップからは購入が可能なです。
▼ 取扱BASEオンラインショップ
①seoulcamp.net
②goldenforest

2. スノーピーク / 剛炎(ごうえん)オススメ②

【圧倒的な火力と、ただ置くだけの潔さ】 ゴトクと脚を展開するだけ。ビルトインの真逆を行く、圧倒的な「道具感」。8,500kcal/hという規格外の火力を誇る液出しバーナーです。地面に直置きしても、ローテーブルの横にそっと添えても画になる無骨な佇まい。
風防に守られた大型バーナーヘッドは、広範囲を均等に加熱。折り畳み可能な4本のゴトクは最大直径31cmの大型鍋にも対応します。脚・ゴトクを折りたたむことができ、高さ調整も可能です。

ややかさばる・値段が高いと購入を控える方が多い印象でしたが、調理を重視するキャンパーの間では所持率が高い印象です。明らかに再評価されてきているという実感があります。
3. イワタニプリムス / IP-2280(シングルバーナー), IP-2290(ツーバーナー)


【クラシカルな美しさと絶対的な安定感】脚を展開、置くだけ。長年愛される名機。大型の鍋やダッチオーブンもしっかり支える堅牢なフレームを持ち、クラシックな佇まいが魅力です。ガチャガチャしたオプションは一切不要。これ一台で調理のすべてを完結させる潔さがあります。
こちらは生産が終了しており、現在は中古品としてしか手に入りません。メーカーの修理対応は終了していますが、ヴィンテージものを好むキャンパーから絶大な人気を誇ります。
▶︎ イワタニプリムス / IP-2280(シングルバーナー)をメルカリで探す
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4. TOKYO CRAFT(トウキョウクラフト) / MFT マルチフレームテーブル

【拡張性と軽さのバランスの妙】 組立が必要ですが、開いて、載せるだけ。ギミック感は好きだけど重く・嵩張るのは嫌だ、というワガママに応える傑作。IGT規格と互換性を持ちながらも、軽さとスマートさを両立しています。メインテーブルとは別に運用が可能で、「必要なパーツだけをミニマルに載せる」という柔軟な引き算を可能にしてくれます。
上部フレームの角度は3段階、脚の長さは2段階に調節可能で、スタンドテーブル・サイドテーブル・ハンガーと用途に応じて使い分けることもできます。「組立・分解」が必要ですが、専用ケースの付属しているため、運搬・積載も比較的しやすいです。
5. スマートスタンド(G-Works / Thous Winds / CAMPING MOON)
【手持ちの小型バーナーを、独立低重心キッチンへ化けさせる】 組立が必要。SOTOのウィンドマスターやプリムスのウルトラバーナー、KOVEA(コベア) アルパインマスターなど、すでに持っているお気に入りの小型シングルバーナーがあるなら、「スマートスタンド」と組み合わせるのも選択肢の一つです。
通常、これらのバーナーはOD缶の上に直接載せるため重心が高く、大きなクッカーを載せるには不安があります。しかし、ガス缶をセパレート(分離)できるスマートスタンドに組み込むことで、「地面やローテーブルにどっしり置ける、超高火力かつコンパクトな独立バーナー」へと変貌します。
ガチャガチャした大きなキッチンシステムを組まなくても、これと手持ちの小型バーナーさえあれば、お湯沸かしから本格的な調理までが完全に独立したスペースで完結。「これだけで十分じゃないか」と、引き算の極致を実感させてくれるカスタムです。




火口とゴトクまで距離がある場合やスタンド/OD缶間に余裕を持たせたい場合は、下記のようなスペーサーを使用すると良いです!
6. 935factory × CAMP GEEKS / FB-Stand(フラットバーナースタンド)
【ロースタイルのまま、テーブルの横に「極小の調理基地」をポツンと独立させる】ステンレス製の独立スタンドで、組立が必要。手持ちのフラットバーナーを活かしつつ、IGTテーブルの重さから解放されたいロースタイル派にとって、選択肢の一つがこれです。
フラットバーナーをすっぽり載せて自立させるためのギアですが、2段目に棚板(天板)が用意されていますこれによって、メインテーブルから完全に離れた場所に「調理、調味料置き」までが自己完結する、わずかA4サイズほどの美しい極小キッチンスタンドが完成します。
お気に入りのチェアの横にポツンと添えておけば、座ったままの快適な動線を崩さず、テーブルへの油跳ねや火の粉も物理的にシャットアウトできます。「組み込まないフラットバーナー」が、いかに快適かを教えてくれる、現在進行形でトレンドの真ん中を行くカスタムです。
▼ 取扱BASEオンラインショップ
① campgeeks
② 935factorys
まとめ:足し算のキッチンから、引き算のキッチンへ

キャンプギアを集め始めた頃は、「あれもできる、これも合体できる」という足し算の楽しさに夢中になります。しかし、本当に心地いいキャンプの形は、経験を積むほどにシンプルになっていくものです。
たくさんのパーツを組み立て、重いテーブルを運び、オプションの買い足しに悩む日々から一度離れてみませんか?
バーナーを「組み込まない」。 ただそれだけで、設営は驚くほど軽くなり、テーブルは広くなり、あなたのキャンプの動線はもっと自由になります。
無駄を削ぎ落とした先に残る、上質な時間。「Less is More(少ない方が豊かである)」を体現する引き算のキッチンレイアウトを、ぜひ次のキャンプで試してみてください。
▼ 我が家の趣味、絶景キャンプ旅とそれを支える道具たちの記事はこちら







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