
「秋・冬キャンプしたいけど、結局どの石油ストーブが一番暖かいの💦?」
秋・冬キャンプを計画しているキャンパーにとって、石油ストーブは単なる暖房器具ではなく、キャンプの快適性を左右する最重要ギアです。
と、悩んでいませんか?
石油ストーブ選びで失敗しないためには、「暖房出力(kW)」と「安全性」、そして「サイズ」「重量」のバランスが重要です。
特に冬キャンプでは、テントの大きさに見合ったkW数を選ばないと、テント内に居ても寒さで凍えたり、寒さで夜中に目が覚めてしまうことになりかねません。
この記事では、「おしゃれで、小型で、暖房出力が高い」という理想を追求するキャンパーのために、人気モデルのスペックをkW/畳数で徹底比較します。
さらに、テント内で安全に使うための必須の知識と対策も完全ガイド。
冬キャンプを快適にする「最強の一台」を見つけましょう!
キャンプ用石油ストーブの選び方【3つの重要ポイント】
キャンプ用石油ストーブを選ぶ際に、失敗しないための重要なポイントを3つ解説します。
- 暖房出力(kW/畳数)で選ぶ
- サイズと重量で選ぶ
- 燃焼方式と人気モデルの特徴
ポイント1:暖房出力(kW/畳数)で選ぶ(テントサイズと気温の目安)

ストーブの暖房能力は「kW(キロワット)」で示されます。
この数値が大きいほど、暖める力が強いということです。
テント内は断熱性が低いですが、適応畳数(木造目安)は火力の目安として非常に参考になります。
| 暖房出力(kW) | 適応畳数(木造目安) | テントの大きさ/利用目安 |
| 2.0〜2.5kW | 6畳〜7畳 | 一般的な秋・冬キャンプ。小型テント(2〜3人用)の利用に最適。 |
| 3.0kW以上 | 8畳〜 | 寒冷地や真冬。中型テント(4〜5人用)や大型シェルター向き。 |
| 5.0kW以上 | 13畳〜17畳 | 極寒地や大人数グループ。 |

2.5kWのストーブで真冬にキャンプをした時は、足元が寒すぎてシュラフにずっと籠るハメに…
ポイント2:サイズと重量で選ぶ(積載量と小型・軽量モデル)

車載スペースが限られるキャンプにおいて、ストーブのサイズと重量は非常に重要です。

積載を考えると、サイズ・重量だけでなく、ストーブ・天板の形状も地味に重要な気がする…
ポイント3:燃焼方式と人気モデルの特徴(メリット・デメリット)


キャンプで使われるのは、主に「対流型」(テント全体を均一に暖める)ですが、「反射型」(特定の方向を集中的に暖める)もあります。
| タイプ | 特徴 | 主な人気モデル |
| 対流式 | 〈メリット〉 ・天板から熱が上がり、テント全体を効率よく暖める ・上でお湯を沸かせる ・デザイン性が高いものが多い ・片手で持ち運べるものが多い 〈デメリット〉 ・燃料タンクが取り外せない | トヨトミ、フジカ、パセコ、アルパカ |
| 反射式 | 〈メリット〉 ・前面から熱を集中させる ・壁際に設置しやすい ・燃料タンクが取り外せる 〈デメリット〉 ・デザイン性がイマイチという声も ・片手で持ち運べないものが多い | トヨトミ、コロナ、アラジン |

体感では対流式ストーブが圧倒的に広く使用されている印象です!
人気キャンプ用石油ストーブ徹底比較(主要モデル)
人気の石油ストーブのスペックを比較し、テントサイズや用途に応じて最適な一台を見つけましょう。

こうやってみると、反射式は人気ラインナップに入って来ないんだね…
| モデル名 | 定価 | タイプ | 暖房出力 | 適応畳数 (木造目安) | 重量 | サイズ (φ直径×高さ) | 燃焼継続時間 | ニオイセーブ | 耐震自動消火 | 点火装置 | タンク容量 | カラー | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| トヨトミ KS-67H KS-GE67 | KS-67H:36,080円 KS-GE67:39,600円 | 対流型 | 6.66kW | 17畳 | 約11kg | 大型 48.2×58.3cm | 約9.7h | ◯ | ◯ | ◯ (単2電池×4本) | 6.3ℓ | 〈KS-67H 〉ブラック ホワイト グレージュ(オンライン限定) 〈KS-GE67〉 オリーブグリーン コヨーテブラウン ブラック | 圧倒的火力で極寒に強い。 寒冷地向け最強クラス。 |
| PASECO CAMP-25 | 489,50円 | 対流型 | 6.4kW | ? (屋外専用のため) | 約11.5kg | 大型 〈使用時〉 Φ44.5×57.0cm 〈収納時〉 Φ44.5×44.0cm | 約10h | ? | ◯ | ◯(単2電池×4本) | 7ℓ | ブラック アーミーグリーン | パセコ最強火力。 デザイン性も高く広いテントで活躍。 収納時、上部をスライドすることで小型化が可能 |
| コロナ OUTFIELD SL-F510A | 41,800円 | 対流型 | 5.14kW | 13畳 | 9.9kg | 大型 φ46.0×55.3cm | 約12.0h | ? | ◯ | ◯ (単一電池 / 2本) | 6.0ℓ | ブラック ベージュ | 高火力で、レトロで無骨なデザインが人気。 |
| コロナ SZ-F32A | 42,800円 | 対流型 | 3.19kW | 9畳 | 約6.3kg | 標準 φ35.5×47.5cm | 約12.3h | ? | ◯ | なし、手動 | 3.8L | ブラック ベージュ | 小型・軽量で、ランタン風のデザインが人気。 |
| パセコ JKH-1S | 19,800円 | 対流型 | 3.0kW | ? (屋外専用のため) | 約5.3kg | 小型 Φ32.5×x44.1cm | 約18h | ? | ◯ | なし、手動 | 5.3ℓ | ブラック グレー アルパイングリーン | 小型ながら高火力。 コスパとデザインのバランス良し。 |
| アルパカ プラス | 27,940円 | 対流型 | 3.0kW | 8〜10畳 | 約6.6kg | 小型 高さφ35.0×42.0cm | 約10h | ? | ◯ | なし、手動 | 3.7ℓ | ブラック グリーン サンドベージュ ココアブラウン ブラックエディション その他限定カラーあり | コスパに優れたコンパクトモデル。 積載しやすい。 |
| フジカハイペット | 47,760円 | 対流型 | 2.5kW | 8畳 | 約5.5kg | 小型 φ31.0×43.2cm | 約10~12h | ◯ | ◯ | なし、手動 | 3.6ℓ | ブラック ホワイト | 燃焼筒で安全性が高い。 入手難易度高。 |
| トヨトミ RR-GER25 | 33,000円 | 対流型 | 2.54kW | 7畳 | 約5.9kg | 標準 φ38.8×48.0cm | 約20h | ◯ | ◯ | ◯(単2電池×4本) | 4.9ℓ | オリーブグリーン コヨーテブラウン ブラック | GEAR MISSIONの無骨なデザイン。 軽量かつ長時間燃焼。 |
| トヨトミ レインボー (RBシリーズ) | 32,780円 | 対流型 | 2.5kW | 7畳 | 約6.2kg | 標準 φ38.8×47.5cm | 約20h | ◯ | ◯ | ◯(単2電池×4本) | 4.9ℓ | ホワイト グリーン レッド グレージュ その他限定カラーあり | 炎の揺らぎが魅力。 ガラス筒に反射する炎が七色に輝く。 暖房より雰囲気を重視する方に。 |
| トヨトミ レインボー (RLシリーズ) | 38,280円 | 対流型 | 2.5kW | 7畳 | 約6.2kg | 標準 φ38.8×48.6cm | 約20h | ◯ | ◯ | ◯(単2電池×4本) | 4.9ℓ | ホワイト グリーン レッド グレージュ その他限定カラーあり | 炎の揺らぎが魅力。 ガラス筒に反射する炎が七色に輝く。 暖房より雰囲気を重視する方に。 ハット付き。 |
| アラジン ブルーフレームヒーター | 62,500円 | 対流型 | 2.68kW | 7畳 | 約8.5kg | 大型 幅38.8×奥行40.5×高さ55.1cm | 約15h | ◯ | ◯ | なし、手動 | 4.1ℓ | グリーン ホワイト ブラック | レトロデザインの代名詞。 局所暖房に。 |
| トヨトミ K3-GM1 | 29,700円 (ブラックのみ33,000円) | 対流型 | 2.45kW | 7畳 | 約7.5kg | コンパクト φ35.8×37.0cm | 約13h | ◯ | ◯ | なし、手動 | 3.1ℓ | オリーブグリーン コヨーテブラウン ブラック | 煮炊き可能。 GEAR MISSION最小。 無骨なクロスガード。 |

話がややこしくなるけど、暖房出力(kW/畳数)はあくまで目安であって、実際の使用場面での暖かさは異なるという声があるよ…
▼ 暖房出力(kW/畳数)がアテにならない可能性を示唆している動画
動画内では、各ストーブで同一テント内、外気温−2度程度から10分間暖めるといった実験が行われています。
※あくまで個人による実験であること、時間経過による外気温の変化が考慮されていない点には注意
| 商品名 | 暖房出力 | 10分後の気温 |
|---|---|---|
| トヨトミ KS-GE67 | 6.66kW | 18.9度 |
| PASECO CAMP-25 | 6.4kW | 21.6度 |
| パセコ JKH-1S | 3.0kW | 11.3度 |
| アルパカ プラス | 3.0kW | 9.3度 |
| フジカハイペット | 2.5kW | 9.0度 |
【目的別ランキング】あなたに最適な最強の一台はこれだ!
ここからは、あなたのキャンプスタイルに合わせて、おすすめの石油ストーブを目的別にランキング形式で紹介します。

重量・サイズ・価格・暖房出力などのを総合的に考慮して、目的別にランキング化してみました!
🥇総合火力・極寒地対応ランキング
暖房出力(kW)が5.0kWを超える、真冬の寒さや広いテントで「暖かさ」を最優先する人向けのランキングです。
1位:PASECO CAMP-25
▼ オプション品
2位:トヨトミ KS-67H・KS-GE67
- 評価ポイント:6.66kWという圧倒的な出力は、国内モデルでトップクラス。真冬の雪中キャンプや大型の2ルームテントでも安心感があります。
- ターゲット層:寒冷地での利用がメイン、暖かさ最優先で積載量は気にしないキャンパー。
▼ オプション品
3位:コロナ SL-F510A
- 評価ポイント:5.14kWという高火力を持ちながら、レトロ感と無骨さを兼ね備えたデザインが魅力。国内メーカーの高い信頼性も魅力です。
- ターゲット層:火力を重視しつつ、国内メーカーの高い信頼性とデザイン性を求めるキャンパー。
▼ オプション品
🥈積載性・小型軽量ランキング
重量・サイズ・価格・暖房出力の総合バランスが良く、積載効率を重視するキャンパー向けのおすすめモデルです。
1位:PASECO JKH-1S
- 評価ポイント:約5.3kgと最軽量クラスの重量で、携帯性は抜群。3.0kWの高出力も確保しており、暖かさも十分です。暖房出力と軽量性をハイレベルで両立しています。
- ターゲット層:軽さと暖かさ、コスパを重視し、徒歩キャンプや積載を極限まで減らしたいキャンパー。
▼ オプション品
2位:アルパカプラス
- 評価ポイント:3.0kWの暖房出力がありながら、約6.6kgと軽量で、価格も比較的低く抑えられています。暖かさ、軽さ、価格のバランスが最も優れており、エントリーモデルとしても非常に人気が高いです。
- ターゲット層:初めてストーブを購入する人、性能と価格の総合バランスを求めるキャンパー。
▼ オプション品
※こちらは純正オプションではありませんが、シンデレラフィットするゴトクです。
3位:トヨトミ K3-GM1 (GEAR MISSION)

- 評価ポイント: IGTテーブル規格に適合する超コンパクト設計が最大の魅力。重量は7.5kgあるものの、収納時の省スペース性は抜群です。煮炊きも可能で、多機能性も兼ね備えています。
- ターゲット層:調理も暖房も両立したいミニマルなキャンパー、徹底的に省スペースを求めるキャンパー。

こちらは、2025年11月のフィールドスタイルなどのイベントでは先行販売されましたが、一般販売はされていません。公式での受注予約すでに締め切っているので、現在の入手手段はフリマのみです。
🥉デザイン・雰囲気重視ランキング
炎の美しさ、レトロなデザイン、無骨さで、テント内の雰囲気を高めたいキャンパー向けのおすすめモデルです。
1位:トヨトミ レインボー RL・RBシリーズ
- 評価ポイント:炎が七色に光る特殊な加工がされており、テント内を一気にムーディーな雰囲気にしてくれます。燃焼時間が長いのも特徴。
- ターゲット層:暖房能力よりも炎の美しさや雰囲気を最優先するキャンパー。
▼ オプション品
2位:トヨトミ RR-GER25 (GEAR MISSION)
- 評価ポイント:オリーブグリーンやコヨーテブラウンなど、ミリタリーテイストのカラーリングがテントサイトに無骨な雰囲気をもたらします。標準的なサイズ感で、デザインと実用性を両立。
- ターゲット層:キャンプサイトに統一感のある無骨な雰囲気を求めるキャンパー。
▼ オプション品
3位:アラジン ブルーフレーム ヒーター
- 評価ポイント:独特のレトロなデザインと、青い炎が美しい反射型ストーブの代名詞。火力は控えめですが、「本物」志向のおしゃれキャンパーからの根強い人気があります。
- ターゲット層:インテリアとしてのデザイン性を最優先するキャンパー、小型テントでの利用。
【最重要】テント内での安全な使い方とアイテム
石油ストーブをテント内で使う上で、安全対策は絶対に妥協できません。
1. 換気対策と一酸化炭素警報器は必須
石油ストーブは燃焼時に一酸化炭素(CO)を発生させます。
これは無色無臭で、中毒死の危険があるため、以下の対策が必須です。
▼ 日本製 一酸化炭素チェッカー
▼ 海外製 一酸化炭素チェッカー
2. 火災・熱対策と周辺アイテム
3. 灯油の運搬・給油方法

で持ち運びましょう。ガソリン用と間違えないよう注意が必要です。
まとめ あなたに最適な一台を見つけるために

キャンプ用石油ストーブは、選んだkW/畳数によって暖かさが大きく変わります。
安全対策を万全にし、最適な一台を選べば、冬キャンプは最も快適で雰囲気の良いシーズンになるはずです!
以上です!最後まで読んで頂きありがとうございました♪
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
絶景キャンプ場やキャンプギアについて、ブログ・インスタ・Xで発信中です♪
フォロー・シェアして頂けたら励みになります、よろしくお願いします!
▼ SASA家愛用のキャンプギアはこちら
▼ 【必見!】SASA家流・キャンプや趣味のための家計管理術はこちら
▼ 【寝るための道具】の記事はこちら
▼ 【食べるための道具】の記事はこちら
▼ 【くつろぐ道具】の記事はこちら
▼ 焚き火台の記事はこちら














COMENTS