
こんにちは、SASA夫婦(@sasabito)です。
東北の豊かな自然の中で夫婦でキャンプを楽しんでいます。
今回ご紹介するのは、私たちが訪れた「玄人向け」と呼ぶにふさわしい場所、「秋田・滝ノ沢野営場」です。
などのキーワードで検索して、この記事にたどり着いたのではないでしょうか?
滝ノ沢野営場は、秋田県鹿角市の十和田湖畔にひっそりと佇む、まさに「秘境」と呼ぶにふさわしい場所です。
必要最低限の設備しかなく、自身のスキルと工夫が試され、キャンプ本来の醍醐味を存分に味わうことができます。
この記事では、秋田・滝ノ沢野営場を実際に利用した私たちの視点から、魅力や設備、そして玄人向けならではの注意点を徹底的に解説します。
といった疑問にも、詳しくお答えします。
最後まで読んで頂けると嬉しいです。
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魅力ポイント
滝ノ沢野営場の魅力は、秘境感と絶景、ありのままの自然を肌で感じられる環境にあります。
1.ほぼ手つかずの自然環境と十和田湖の絶景

周囲に人工的な明かりや音はほとんどなく、本当の意味での自然を味わいたいキャンパーには最高の環境です。
特に、湖畔からの十和田湖の景色は絶景です。

朝は正面から朝日が昇り、夜は左手から月が昇ってくるのが見えるよ✨

人工的な灯りが全くないため、湖面に照らされた月明かりがとても明るく美しい!
直火OK!「最低限の設備」で本格キャンプ
直火OKで、周辺の落ち枝などを活用したブッシュクラフト的な楽しみ方も可能です。
一応、炊事場とゴミ捨て場、トイレの最低限の設備はあります。

トイレも一応あるけど、お化け屋敷状態で女性や子供にはちょっときついかも..
全面「フリーサイト」

野営場は広々としたフリーサイトとなっており、湖畔や林間など自分の好きな場所に設営できます。

管理人さん曰く、「他人の迷惑にならなければ何をしてもOK」

「場所は話し合いや譲り合って使ってね」とのことでした
通年営業!冬キャンプも可能

「通年営業」ではなく、通年「開場」しているといった方が正しいかもしれません..

冬は開放されていますが、利用時は一応、管理人さんに連絡を入れた方がいいかも..

釣りで利用される方も多いので、行くタイミングよっては通路などはしっかり除雪が入っている時もあります!
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秋田・滝ノ沢野営場 基本情報
アクセス
項目 | 内容 |
---|---|
車 | ・東北自動車道「鹿角八幡平IC」から約1時間 ・東北自動車道「小坂IC」から約1時間 ・国道102号「青森・黒石市街地」から約50分 |
公共交通機関 | なし |
最寄りの救急病院 | JA秋田厚生連 かづの厚生病院(車で約1時間) |
最寄りのスーパー、コンビニ | ・ファミリーマート 鹿角大湯店(車で約40分) ・マックスバリュ 新おおわに店(車で約1時間) ・木村ストア(車で約20分) |

周囲にコンビニやスーパーは少ないので、買い物は済ませておくのが無難です

携帯電話の電波状況もキャリア・場所によっては不安定だよ
秋田・滝ノ沢野営場はこんな人におすすめ!
場内基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
ゴミ | ゴミ捨て場あり(ほぼ全て廃棄可能) |
ペット | OK |
花火 | OK、手持ち・打ち上げ花火・音の出るものなど指定なし |
焚き火 | OK、直火可 |
シャワー | なし |
ランドリースペース | なし |
温泉 | なし、近隣に日帰り温泉あり(車で10分)※ |
電源、EV充電設備 | なし |
近隣の日帰り温泉
- 十和田プリンスホテル(十和田湖西湖畔温泉)
営業時間:12:00NOON – PM17:00
料金:【おとな】¥1,200/【こども】¥600(※小学生)/【小学生以下】無料
レンタルタオル(小) 1枚 ¥200 ・バスタオル1枚 ¥300 タオルセット ¥400
予約、料金、チェックイン・アウト
予約・決済方法
方法 | |
---|---|
予約 | 不可 |
決済 | 現金のみ |
利用料金とチェックイン・アウト
料金プラン | 料金 | チェックイン・チェックアウト |
---|---|---|
キャンプ | 〈利用料〉380円 | 時間指定なし |
受付方法

滝ノ沢野営場の入り口はかなり分かりづらく、注意していないと通り過ぎてしまうこともあります。
手前側は秋田や奥入瀬渓流側から至る道路、左奥の道路が黒石市側から至る道路です。
右下に向かって急な坂になっており、降りた先の左手に管理棟(管理人住居?)があります。

管理棟で利用を伝え、料金支払いを行います。
特に記入用紙もなく、サイトカードなどもありません。

管理人さんが不在で、料金が支払えない場合もあります..管理してる?
場内サイト
※1 後述のサイトの様子写真で分かります
※2 漁の解禁シーズンについて
魚種 | 船釣り | 岸釣り |
---|---|---|
ヒメマス | 10月1日から12月31日まで 翌年4月1日から同年6月20日まで 及び、同年7月11日から同月20日まで | 10月1日から翌年6月20日まで 及び、同年7月11日から同月20日まで |
サクラマス | 6月1日から同月20日まで 7月11日から同月20日まで 及び、12月1日から同月末日まで | 6月1日から同月20日まで 7月11日から同月20日まで 及び、12月1日から翌年2月末日まで |

滝ノ沢を利用する方はキャンパーだけでなく、水上アクティビティや釣りなど様々です

ジェットスキーや漁船の出る時期は湖畔への設営はトラブルの原因となるため、避けた方が無難かもしれません..
早めに来て場所取りを行いましたが、後から来たジェットの集団に「避けてくれないと困る」と、実際に少しトラブルになったことがあります..
サイトマップがないため、管理棟から奥側に向かって順にサイト写真を掲載していきます。

野営場入り口から右斜め前のサイト(ゴミ捨て場の前、駐車スペースの左奥)。
平らなサイトがあり、利用される方が多い印象です。

上位置から左側の坂を下った湖畔側のサイトで奥行きがあります。

少し寄った写真。
平らで、広々した土のサイトです。

上写真の左側の、さらに少し坂を下ったところにあるサイト。
ここも平らで、広々しており、十和田湖が望めるおすすめの場所です。
ただ、前述したようにジェットスキーや漁船の出廷場所となることが多いため、利用者が多い場合は空けておかないとトラブルの元になります。

上写真の右奥の湖畔に設営することも可能ではありますが、傾斜が強く、大きめの砂利のサイトです。
かなり長めのペグがないと、ペグダウンできないかも知れません。

少し話は戻りますが、ハイエースが2台停車している奥側にも湖サイトが広がっています

奥に進むと湖畔の開けたサイトがあります。
このあたりも平らで、設営可能な場所が多いです。

湖畔側から見たサイトの様子。

湖畔の奥側(上写真の反対側)から手前方向を写した様子。
湖畔サイトはこのように広々しています。
ジェットスキーなどのハイシーズンでなければ、設営場所に困ることはないでしょう。

ここからは湖畔から一段高いところにある管理棟前に位置を戻します。
左手が入り口や管理棟、右手が湖畔側で、中央が通路です。
進んだ先の左手にトイレや炊事場があります。
進んだ先にも湖畔側に降りることのできる通路が何ヶ所かあります。

通路を進むと所々平らなサイトがあるので、このあたりも設営可能です。

ちょっと不安になりますが、もっと奥に進むこともできます。

奥に進むと、橋とカーポート?のようなものが見えます

橋の奥側にも少し設営できる場所があるようですが、私有地になっていると聞いたこともあるので、注意が必要です

上の写真の位置から右を向くと、湖畔へ向かって降る通路があります。
下っていくと突き当たりますが、左右へ分かれる通路に出ます。

左右に分かれる通路を右へ向かうと、平らで広々したサイトに出ます。
樹々に少し遮られていて、湖の景色は見えづらいですが、設営には適した場所です。

左右に分かれる通路を左へ進むと、川に突き当たります。
一見行き止まりのようですが、突き当たった場所から右手(写真中央付近)の獣道のようになっている所を通ると、湖畔に出ることができます。
玄人中の玄人はここから湖畔側へ降りて設営される方もいます。

写真撮影時は水量がまだ多い時期で、砂浜はなかったよ

秋頃になると、水が引いて砂浜が現れるみたい..
知る人ぞ知る場所だから、本当に自分だけのプライベートサイトだね..
※水位が下がった時の写真はシーズンが来たら掲載します
場内設備
滝ノ沢野営場は、野営場であるため、設備は必要最低限です。
トイレ

トイレ外観。
明るいのでまだいいですが、夜は灯りが一切ありません..



清掃は多分されていません…
トイレレットペーパーの在庫は入り口に無造作に置かれています..

滝ノ沢のトイレはお化け屋敷なんて言われることも..

これは男子でもなかなかキツい..
炊事場

炊事場外観、サイト中央付近にあります。

水道が利用できる炊事場があります(水のみの提供となるため、温水は出ません)。
冬場は利用できません。
灰捨て場
滝ノ沢は灰捨て場がありません。
直火OKなキャンプ場であるため、しっかり消火しておいていくか、持ち帰るようにしましょう。
ゴミ捨て場

管理棟横にゴミ捨て場があります。
扉に何やら文言が書いてありますが、かすれて解読できません。
中は一応、種類ごとに分別してあるようなので、分別にご協力ください。
まとめ|滝ノ沢野営場で「真のキャンプ」体験を

秋田・滝ノ沢野営場は、手つかずの自然、そして玄人向けならではの魅力が詰まった絶景キャンプ場です。
最低限の設備で、キャンプ本来の楽しさを存分に味わえる場所だとも言えます、
様々な利用目的の方がいるため、利用には少しコツが必要ですが、非日常と絶景を楽しめるおすすめのキャンプ場です。
普通のキャンプには少し飽きてきた方、手付かずの自然の中で絶景を堪能したい方は、是非利用を検討してみてください!
以上です!最後まで読んで頂きありがとうございました♪
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです
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周辺施設・観光情報
・道の駅 十和田湖:地元の特産品やグルメが楽しめる
・発荷峠第一展望休憩所:十和田湖が一望できる休憩所
・十和田湖マリンブルー:十和田湖畔にある美味しいコーヒーとアップルパイが頂けるカフェ
・十和田神社:森に囲まれた厳かな雰囲気のある神社
・宇樽部キャンプ場:超有名絶景キャンプ場!土日は予約必須です
・景勝地 奥入瀬渓流:十和田湖から焼山まで約14kmにわたる渓流で、特別名勝・記念物
※美しい滝や清流が続き、四季折々の風景が楽しめます
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