
こんにちは、SASA夫婦(@sasabito)です。
東北の豊かな自然の中で夫婦でキャンプを楽しんでいます。
スマホのレビュー画面をスクロールし続け、寝不足で朝を迎える。
せっかくキャンプに来ているのに、スマホを片手にインスタやYouTubeで流れてくる最新ギアが気になり、隣のサイトを横目でチェックしてしまう。
そんな経験はありませんか?
テント、チェア、テーブル、焚き火台、ランタン。
どれも悪くないはずなのに、インスタやYouTubeで流れてくるカッコいい・可愛いギアが気になり、気づけばまた新しいギアをポチっている。

実は、私たち自身がそうでした…
心理学を紐解くと、私たちがなぜこれほどまでに道具選びに苦しみ、そしてどうすれば本当の満足を得られるのか、その答えが見えてきます。
この終わりのない「キャンプ道具沼」には、実は明確な心理学的理由があります。
あなたは「最大化人間」になっていませんか?

心理学者バリー・シュワルツは、人間を2つのタイプに分類しました。
現代の私たちは、SNSを通じて24時間「もっと上」を見せられています。
その結果、知らず知らずのうちに「最大化人間」へと作り替えられているのです。
さらに言えば、これは私たちが生きる「資本主義社会」の写し鏡でもあります。
常に成長し続けること、昨日より今日、今日より明日を「より良く」しようと努力すること。
仕事において求められるその価値観が、いつの間にか私たちのプライベートや休息の場であるキャンプにまで波及しているのです。
「もっと良いのがあるかも…」という不安や「もっと効率的に」「もっと高スペックに」「もっと美しく」… という社会から刷り込まれた「向上心」という名の呪縛が、リサーチという終わりのない労働を強いているのかもしれません。
そのために、常にリサーチという名の労働を強いられ、手に入れた瞬間から「もっと良いもの」を探し始める。
これでは、いつまで経っても心が休まりません。

気をつけるようにしているけど、その傾向は今でもある…日々精進です💦
一方で、あえて情報を遮断し、「足るを知る(満足化)」を実践しているキャンパーもいます。
これは一つの理想形と言えるかもしれません。
幸福のパラドックス:なぜ「欲しいもの」を手に入れたのに不幸なのか?

私たちはしばしば、自分の現実が「理想とかけ離れている」と考えがちです。
「あの限定ギアを持っていない…」
「あの最新テントを持っていない…」
という足りない部分ばかりを見て、自分を不幸だと思い込んでしまう。
しかし、よく思い出してみてください。
今あなたの手元にある道具の多くは、かつてあなたが「どうしても欲しい」と願って手に入れたものではありませんか?
人間には「慣れ(適応)」という仕組みがあります。
- 獲得: 欲しかったモノを手に入れる(絶頂)
- 慣れ: それがあるのが当たり前になる
- 飽き: 刺激が薄れ、次の「足りない」を探し始める
願いが叶ったはずなのに、この「慣れと飽き」のサイクルのせいで不満が募り、不幸を感じてしまう。
これが沼の正体です。
センスは「投資」の先にあるもの

だからといって、私たちは「最初から高価で間違いのない買い物をしなさい」と言っているわけではありません。
「まずは様子見で、安くて良い商品から始めてみる」 これは間違ったことではありません。
キャンプはまずやってみて、その空気感や楽しさを知るのが一番。
そこから必要に応じて道具を入れ替えたり、買い足したりすればいいのです。
今はフリマアプリも普及しており、役目を終えた道具を次の方へ繋ぎやすい時代でもあります。
キャンプ道具に限った話ではありませんが、たくさんのお金と時間を使って試行錯誤し、実体験を重ねてこそ、身についていく「センス」があります。
センスは最初から持っている才能ではなく、失敗や遠回りを繰り返しながら、自分の中に地層のように積み上げていくもの。
その「迷走した経験」があるからこそ、数ある選択肢の中から自分にとっての本当の「正解」がクリアに見えてくるようになるのです。
▼ 「センス」について、おすすめの書籍

SASA家の道具選びセンスの変遷は @sasabito のインスタページを遡って見て頂けるとご理解いただけると思います…
沼から抜け出すための「我が家の鉄則」
私たちは目移りを防ぐために、あえて選択肢を狭め、決断に「時間」をかけるという自分なりの縛りを設けています。
① 独自の選定フィルターを持つ

テントなどの大物だけは例外にすることで、遊び心も残しています(笑)
② 「本当に欲しいものリスト」を優先順位で管理する

情報の波に呑まれないよう、常に「今、欲しいもの」をリスト化し、優先順位をつけています。
「今これがあったら、あのキャンプ体験がもっと豊かになるか?」を自問自答し、リストの上位にあるものから順に手に入れる。
このリストにないものは、どんなに魅力的な新作でも「今は縁がないもの」としてスルーします。
「即決」せず、あえて時間を置く

「これは!」と思う一品に出会っても、あえてその場では買いません。
数日から数週間、いったん冷静に時間を置いてみます。
すると不思議なことに、あんなに欲しかったはずなのに、リストから自然と落ちてしまったり、存在すら忘れてしまったりする道具が出てくるのです。
忘れてしまったのなら、それは「今の自分には必要なかった」という何よりの証拠。
時間が経っても色褪せず、むしろ「やっぱり、どうしてもあれでなければならない」と思いが募るものだけが、あなたの手元に残るべき本物の道具。
「時間のフィルター」を通過したものだけを迎え入れることで、後悔の入り込む余地をなくしています。
「リサーチという労働」を終わらせる終着点
それでも、
「もう遠回りは十分だ💦」
「最初から間違いのない道具を手に入れて、道具選びの悩みから解放されたい💦」
という方もいるはず。
私たちが数々の失敗と投資を経て辿り着いた、「これ以上の選択肢はない、私たちの最適解」と確信できる道具たちを参考に紹介します。
これらは、私たちの「最大化」という名の迷走を終わらせてくれた、納得の投資先です。
【居住空間の終着点】テント
迷走を終わらせてくれたのは、「これ以上がない」と断言できるテントたちでした。
▼ テント選びを「上がり」に導いた、シンプルかつ最高峰のテントたち
【リビング・収納の終着点】テーブル・チェア・収納・ランタン・クーラー
「居心地」と「設営の楽さ」を両立したリビングセット。
統一感のあるギアたちです。
【寝具】マット・インフレーターマット・寝袋・コット
睡眠の質は、キャンプ翌日の幸福度に直結します。
※現在、私が愛用している「究極の寝具」については執筆中ですが、まずは基本の選び方をこちらで紹介しています。
【キャンプの楽しさを格上げする+α】コーヒー道具・カメラ・読書
これらは効率やスペックではなく、キャンプという「体験」の質そのものを高めてくれる要素です。
ただ「今」を楽しむための大切な相棒たちを紹介します。
▼ 思い出を美しく残す。私がキャンプに持っていくカメラのすべて
▼ 究極のミニマル書庫・Kindle Unlimitedで過ごす贅沢な時間
普段、忙しい日常ではなかなか読書の時間が取れないもの。設営を終えた静かな自然の中で、読みたかった本や漫画に没頭するのは最高に贅沢な過ごし方です。 スマホやタブレット一つあれば、何万冊もの本を持ち歩ける。まさに「荷物は最小限に、体験は最大限に」を体現する、キャンプとの相性が抜群のサービスです。
まとめ:本当の豊かさは「所有」の先にある

道具はあくまで手段です。
使用する道具がなんであれ、自然に触れることで幸福度が上がることは間違いありません。
森の匂い、焚き火の音、大切な人との会話、そして自分を見つめ直す瞑想的な時間。
「手に入れたもの」への感謝を忘れず、「今、ここ」にある体験を味わうこと。
それが、道具沼という霧を抜け、本当の豊かさに辿り着く道だと思います。
「最大化」を終わらせて、本当の「満足」を手に入れませんか?
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです
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「本当に欲しいものはあるけれど、予算が……」という方へ。
無理な分割払いやローンを組むのではなく、家計を見直して「一生モノ」に資金を集中させる方法をこちらでまとめています。
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