
こんにちは、SASA夫婦(@sasabito)です。
東北の豊かな自然の中で夫婦でキャンプを楽しんでいます。
数年前からInstgramなどでオシャレなキャンパーさん達がこぞって使用し、美しいシルエットの写真を度々目にするようになったPre Tents(プレテント) のLightrock 2P。
と考えていませんか?
SASA家は美しいシルエットに惹かれ、Pre Tents(プレテント) のLightrock 2Pを購入し、2年くらい使用しました。
この記事では、Pre Tents(プレテント) のLightrock 2Pの仕様や性能、使用感や居住性について解説していきます。
実際に使用し感じた点など記事にしましたので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
Lightrock 2P 概要

Pre Tents(プレテント)は、韓国のテントメーカー「The Free Spirits Tents」創業者 Wang Ji Gang氏によるテントブランド。
ハイキング・登山向けの小型テントが中心で、軽量性やトレンドだけを狙ったものではなく、美しさ、重さ、機能性、堅牢性などのバランスを重視し、テントデザインの新しい可能性を模索し続けています。
Lightrock 2P ラインナップ
2025年9月現在では、Pewter(シルバーグレー)、White(白)、Black(黒)、Purple(紫)、Ginger(生姜色)、Brown(茶色)、Pink(桜色)が確認できています。
Tarp to Tarpの5周年記念に発売されたダイニーマ素材のグレイ、ホワイト、カモ柄は限定生産で在庫限りのみのようです。
Lightrock 2P 仕様・性能
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ | フライ:幅225 最大高102(cm) インナー:幅220 奥行120 最大高95(cm) 前室:最大奥行50(cm) |
重量 | 最小重量/約1400g:フライ(471g) + インナーテント(608g) + ポール(315g) パッケージ重量/約1,560g:フライ(471g) + インナーテント(608g) + ポール(315g) + ペグ(118g) + ポール収納袋&リペアスリーブ(19g) + スタッフバッグ(26g) |
材質 | フライ:15D ナイロン マイクロリップストップ 両面シリコンコーティング (耐水圧:2,000mm) インナー(フロア):30D リップストップナイロン66 PUコーティング (耐水圧:2,000mm) インナー(サイド&トップ):15D 高通気ナイロン、20D モノフィラメント ポール:DAC featherlite NFL アルミニウム合金 (折り畳み寸法 36.5cm) ペグ:DAC TH72M アルミニウム合金 J-stake |
内容 | テント本体(フライ、インナー)、DACポール2本(スペアスリーブ1本付属)、ペグ10本、スタッフサック |
収容人数 | 2人 |
使用シーズン | 3シーズン用 |
収納 収納例あり

一番上がスタッフバッグでアウターとインナーが入っています。
真ん中がポール収納袋、下がグランドシートの収納袋です。
ペグ収納袋を写真に載せ忘れましたが、全てがスタッフバックに収まります。

ポールを以外の物は全て収納袋に収めた状態で、40Lバックパックにすっぽり入れることができます。


ULキャンプでLightrock2Pを使用する場合、ポールは長さがあってかさばるので、ポールだけバックパックのサイドポケットに収納しています。
SASA家使用のULバックパック

こちらのLサイズを使用(身長174cm)。
アウターテント(フライ)
主要な縫い目はパイピング処理されており、ある程度の雨であれば凌げます。
短時間の激しめの雨でも雨漏りなどは一度もありませんでした。

長時間降り続ける雨では縫い目から徐々に雨水が沁み、インナーテントに水滴が滴り落ちることはありました
Lightrock 2Pは、フライは両面シリコンコーティングのためシームテープ加工ができません。
シリコンコーディングの生地はコーティングが劣化しづらく、シームテープがないため劣化の心配はありません。
メンテナンスをすれば長く使い続けることができます。
プレテントは牽引など負担がかかる箇所はダイニーマXグリッド生地で補強されています。
ベンチレーション

フライの頭側と足側にはベンチレーションが、風が通り換気できるようになっています。
サイドポケット

フライ入り口の横にはポケットがあり、フライドアを収納できます。
インナーテント
メッシュポケット

インナーテント内の頭側と足側にメッシュのポケットがあります。
小物や各種スタッフバッグなどを入れることができ便利です。
天井ループ

天井部分には小さいですが、ループが4箇所あります。
カラビナやハンギングチェーンを付けることもでき、ランタンなども付けておけます。
インナーテントの側壁がループに近いため、傘があるタイプのランタンなどは吊るしにくいです。
内部空間拡張・補助ロープ

インナーテントの側壁からフライに向かって、ガイロープを接続することができます。
側壁を牽引することでインナーテントの居住空間を少し拡張可能です。
風によるインナーテントのばたつきを防ぐ効果もあります。
Lightrock 2P 実際の使用感
設営・撤収
山岳用ということもあり、テント本体と付属品を含めても1.5kg程度で、一般的な2人用・前室ありのテントと比べてかなり軽いです。
インナーテントはポール2本で自立するので、慣れると5分もかからないで設営できます。
フライを付けると作業工程(ベルクロ付、ペグダウン)が少し増えるので、設営・撤収は早くてもトータル10分程度と意外とかかります。
軽くて薄い生地なので、撤収時はグチャッとまとめて袋に収納できます。
インナー設営
インナーテント本体を広げ、ポールは最初からクロスさせるのではなく、2本を平行にセットします。
セットしたらポールはテントの前後2箇所でクロスさせます。
インナーテントのボトム側からポールの交点へ向かって左右の留め具をインナー本体へ付けると自立し、設営がしやすくなります。

前後のポール交点の留め具。
外側に来るポールを先に入れ、テント側ポールを後に入れます。

天井部分の留め具も付けます。
これでインナーテントは自立します。
フライ(アウターテント)装着

インナーが自立したら、フライをつけていきます。
フライをインナーにかぶせます。
フライ内側にはインナーテントポールに結ぶベルクロがあります。
頂上に左右1箇所ずつ。

ベルクロはポール交点部に1箇所、ボトムより少し上に左右2箇所ずつあります。
ベルクロは付けなくても設営自体は可能です。
付けないとピン張りする際にフライがズレます。
綺麗に張りたければベルクロは付けた方が良いでしょう。

フライとインナーは写真のように、バックルで4箇所接続します。
インナーも4箇所ペグダウンし、ガイロープを張ります。
その後、アウターの6箇所をペグダウンし、ガイロープを張ります。
全箇所しっかりペグダウン・牽引しないとなかなか綺麗にピン張りできないです。

純正のグランドシートをインナーテントのポール先端取り付けても緩く、動かすとすぐに外れてしまいます。
グランドシートの正しい取り付け方はどのサイトにも載っておらずSASA家も困っていました。
何度か使ってみてようやくわかりましたが、グランドシートをポール先端に取り付けた状態で、インナーテントをペグダウンしガイロープを牽引することでしっかりと張ることができます。
居住性

2人用となっていますが、快適に寝ることを想定すると大人なら1人が限界です。
2人寝るスペースはありますが、ぎゅうぎゅう詰めで寝返りも厳しいです。
インナーテント内に荷物を置く余裕はありません。
荷物を前室ではなく、インナーに入れたいのであれば、大人1人が限界です。

SASA家はソロ用に購入したので問題ありませんが、2人用で購入するのはおすすめしません
就寝の際は、断熱マットの上にインフレータブルマットなどを敷いて寝るのが良さそうです。
コットなどを使用する際は、コットのサイズによりますが、テント内で組み立てるには狭いです。

テント外で組み立てて入れることもできますが、インナー入り口が狭いためテントを破損してしまうのではないかと感じたことがあります
Lightrock 2P メリット・デメリット
メリット
デメリット
購入方法と価格
購入方法
日本の正規扱い店(LOG公式 Pre Tents)や国内のセレクトショップで購入できます。
色が選べるのは嬉しいですが、在庫が少ないためか、全色購入できない状態が続いています。
価格
カラーにより異なり、99,000〜119,900円の価格帯です。
グランドシートは別売りですので、注意してください。
終わりに

Pre Tents Lightrock 2Pは、一般的に市販されている1〜2人用テントに比べると、高価なテントです。
しかし、カラーの選択肢が多く、見惚れるほどの美しいシルエットはどんな自然の景観にもマッチします。
設営の手軽さではヒルバーグなどにやや軍配があがりますが、テント生地の質も良く、軽量さや設営の手軽さは十分すぎるほどのスペックです。
多くのユーザーが使用していることも考慮すると、やはりそれだけの価値があり、「買い」と言えるテントです。
間違いのないテント選びは、自身のキャンプスタイルと哲学に合った一生モノのテントを見つけることです。
Lightrock 2Pは、まさにその答えの一つになり得ます。
今回の記事が少しでもテント選びの参考になり、最高のキャンプ体験に繋がると嬉しいです。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
絶景キャンプ場やキャンプギアについて、ブログ・インスタ・Xで発信中です♪
フォロー・シェアして頂けたら励みになります、よろしくお願いします!
▼ SASA家愛用のキャンプギアはこちら
▼ 【必見!】SASA家流・キャンプや趣味のための家計管理術はこちら
COMENTS