
キャンプ初心者からよくある質問が
・寝袋だけで寝られるの💦?
・マットとコットって両方必要💦?
といったキャンプ寝具の選び方です。
実は、快適なキャンプの夜を過ごすには「寝袋・マット・コット」は切り離せない三種の神器。
この記事では、それぞれの違いや役割、季節やスタイルに応じた組み合わせ方をわかりやすく解説します。
寝袋・マット・コットはそれぞれ何のため?
寝袋(スリーピングバッグ)とは

- 保温性を確保するための寝具
- 夏・春秋・冬用の3タイプがある
- 中綿の種類(ダウン/化繊)で使い心地も大きく変わる
マット(スリーピングマット)とは

- 地面の冷気・硬さを遮断するためのクッション
- クローズドセル・エアマット・インフレータブルの3種が主流
- 寝袋の下に敷くのが基本
コットとは

- 地面から体を浮かせて寝る簡易ベッド
- 地面の凹凸・虫・湿気を避けられる
- ハイタイプとロータイプがある
キャンプ寝具の役割は“分担制”が基本
寝具アイテム | 主な役割 | 必要性 |
---|---|---|
寝袋 | 保温・体温保持 | 必須 |
マット | 冷気遮断・クッション性 | ほぼ必須 |
コット | 地面からの距離確保 | スタイル次第 |
→ 組み合わせることで快適な睡眠環境が完成します。
初心者はどれから揃えるべき?
【STEP1】寝袋を選ぼう
- 最優先:キャンプする季節に合った「快適温度」を基準に選ぶ
- 初心者には「春〜秋3シーズン用」の化繊モデルが無難
- 冬キャンプでは快適温度-5℃以下のダウンシュラフがおすすめ

SASA
「快適温度=リラックスして寝られる温度」「限界温度=丸まってなんとか寝られる温度」なので、快適温度を基準にしましょう!

AKI
初心者は必ず寝袋を用意しなくても、お家で使っている布団・ブランケットもあり♪
【STEP2】マットを用意しよう
- 地面直置きの場合はマットが必須
- 「クローズドセル+エアマット」のダブル使いで快適さUP
- 「断熱性能(R値)」も要チェック!
🧊 R値の目安と季節ごとの推奨値
R値の目安 | 使用シーズン | 特徴 |
1.0〜2.0 | 夏・温暖な季節 | 地面の冷たさ対策としては不十分 |
2.0〜3.5 | 春・秋 | 軽量性と快適性のバランス型 |
3.5〜5.0 | 冬キャンプ(冷え込み軽度) | 冷気をしっかり遮断 |
5.0以上 | 厳冬期・雪中キャンプ | 極寒地でも対応できる断熱力 |
💡 R値(断熱指数)は数値が高いほど冷気を遮断。冬キャンプでは最低でも3.5以上を推奨。
【STEP3】コットはあれば便利
- 荷物に余裕があれば導入を検討
- 冬場はコット+マットの組み合わせで冷気対策に有効
寝袋・マット・コットの違いと選び方のポイント
寝袋の種類と選び方
- ダウン:軽くて暖かいが高価。
- 化繊:安価でメンテが楽だが、冬などの寒い時期は保温性が劣る。
あ
- 封筒型:ゆったり寝たい人向け、春〜秋向け

- マミー型:保温性重視、冬キャンプに◎

マットの種類と選び方
- クローズドセル:安価で耐久性◎、断熱力あり

- エアマット:寝心地は抜群だが、パンクに注意。収納がコンパクトになるものが多い◎

- インフレータブル:空気+ウレタンでバランス型。寝心地は良いがかさばりやすく、収納がコンパクトにならないというデメリットも..

コットの種類と選び方
地面が濡れやすいサイト、寒い時期に特に活躍
ローコット:コンパクトで軽量、ソロ向き

ハイコット:高さがあって立ち座りしやすい、ファミリー向き

寝袋・マット・コットのおすすめ組み合わせ例
キャンプスタイル | 組み合わせ | 快適度 |
夏の軽装キャンプ | 寝袋(封筒型)+マット | ★★★☆☆ |
春秋の快適キャンプ | 寝袋(マミー型)+エアマット | ★★★★☆ |
冬キャンプ | 寝袋(冬用ダウン)+マット+コット | ★★★★★ |
よくある質問(FAQ)
Q. マットとコット、どっちが必要?
→ 予算と積載に余裕があれば両方使うと快適性が格段にアップ。どちらか一方なら地面に直敷きする前提でマットが優先。
Q. コットにマットは必要?
→ コットの上は通気性がある分、寒く感じやすい。断熱目的でマット併用がおすすめ。
Q. 寝袋だけでも寝られる?
→ 地面の冷気で体温が奪われるため、マットなしはNG。最低限でもマットは必須です。
まとめ|寝袋・マット・コットはセットで考えよう
キャンプで快適な睡眠を確保するには、「寝袋・マット・コット」は役割の違う3つの要素として、それぞれを理解したうえでの組み合わせが大切です。
まずは季節に合った寝袋、次にマット、余裕があればコット。順番に揃えることで、キャンプ泊がグッと快適になります。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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