岩木山青少年スポーツセンター レビュー 全面フリーサイト!青森のふもとっぱらキャンプ場

岩木山青少年スポーツセンター

この記事では、青森県弘前市にある岩木山青少年スポーツセンターについて、使用感や利便性、魅力などsasa家の独自目線で解説していきます。実際に使用し感じた点など記事にしましたので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。


岩木山青少年スポーツセンター


アクセス、周辺施設、観光情報


青森県弘前市の津軽富士・岩木山の麓にある岩木山青少年スポーツセンター。キャンプ場へ至る道路は国道3号で弘前(東側)か、鯵ヶ沢(西側)から来る道路、あるいは弘前市の南にある大鰐弘前インターチェンジで降りて、アップルロードを通るパターンなどがあります。どの道路でも市街地から20〜30分ほどの時間がかかります。

※津軽市や五所川原方面から来る道路もありますが、岩木山の外周を半分回ることになるため時間がかかります。

キャンプ場から15〜20分圏内にマックスバリュやコンビニLAWSONがあります。周辺にクリニックはありますが、救急がある大きな医療機関は車で30〜40分超かかります(弘前大学医学部附属病院)。

周辺は観光施設や飲食店、アクティビティが豊富です。弘前市からキャンプ場に至る道中では、JAつがる弘前・四季彩館直売所「野市里(のいちご)」などで地元の食材や特産品を購入することが出来ます。「野市里(のいちご)」にはレストランも併設されており、りんごカレーや嶽きみソフトなどが食べられます。

嶽きみ

岩木山の麓では、嶽高原で栽培・収穫される「嶽きみ」と呼ばれるブランドとうもろこしが有名です(きみ=津軽弁でとうもろこしのこと)。圧倒的な甘さが売りで、糖度が18度以上でメロンなどの果実並みだそうです。8月下旬から9月上旬になると、キャンプ場に至る道中で農園の直売所が所々にあります。タイミングが合えば、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

桜林公園

弘前市内やその周辺は桜も有名で、4月中旬から5月上旬になるとキャンプ場に向かう途中にある、岩木山神社や桜林公園、岩木山の桜並木でソメイヨシノやオオヤマザクラを愛でることも出来ます。

嶽温泉

キャンプ場には温泉がありますが、周辺にも温泉が多数あり、津軽国定公園・嶽温泉やsasa家おすすめのアソベの森・いわき荘で日帰り入浴も可能です。嶽温泉には岩木山への登山道入口もあります。ペースにもよりますが上りは3時間、下りは2時間ほどで登山することが出来ます。

登山は難しいという方は、津軽岩木スカイラインで岩木山の8号目までいくことができます。8号目からは山頂までは1時間ほどで登頂可能で、山頂は360度の大展望景色を見ることができます。


少々前置きが長くなりましたが、岩木山青少年スポーツセンターはスポーツ施設でもあります。スポーツハイシーズンにはスポーツチームの合宿が行われ、キャンプサイト周辺にあるグランドではしばしば試合も開催されています。キャンプ場を選手達だけでなく、関係者や家族が利用することを覚えておきましょう。

管理棟


管理棟は設備が豊富です。ゴミは持ち帰ることを推奨しますが、分別して捨てていくことも出来ます。

温泉
管理棟内には見た目は少々古いですが、温泉(源泉)があります。入浴料はキャンプ料金に含まれているため何度でも入浴可能です(AM8:30〜PM22:00、清掃時間AM11:00〜PM12:30)。受付でドライヤーを借りることが出来ますが、最近は脱衣所に備え付けになったようです。リンスインシャンプーとボディソープが備え付けてあります。

製氷機
スポーツ施設という性質もあり、管理棟には製氷機が置かれていて、氷の残量を気にしなくても良いのが地味に嬉しいポイントです。利用者全員で使用するため、利用の際は受付に一声かけてから、使う分だけ使用するようにしましょう。

自販機
飲料だけなく、サーティーワンアイスクリームもあります。お風呂上がりに食べたくなってしまいます・・。受付ではアルコール類の販売もあるようです。

薪販売
数に限りがありますが、針葉樹薪と紅葉樹薪の束で販売されています(600円)。その他にも木炭や着火剤(着火用薪)の販売もあります。


魅力ポイント


岩木山青少年スポーツセンター 第2キャンプ場

岩木山青少年スポーツセンターでは、整備の行き届いた広大なキャンプサイトから雄大な津軽富士・岩木山を眺めながら過ごすことができます。椅子に座り、ただただ眺めて魅入る。岩木山に限った話ではありませんが、山の雄大な佇まいには不思議な魅力があります。

赤岩木

紅葉シーズンでは、岩木山が夕焼けに照らされると紅葉と相まって、赤富士のように赤岩木を見ることもできます。


場内設備


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出典:岩木山青少年スポーツセンターHP

管理棟はスポーツセンター内にあり、そこで受付を行います。入り口を入るとテーブルがあり、そこにチェックイン用の記入用紙があるので、記入し受付へ提出します。受付にてキャンプ場の利用許可証を受け取り、キャンプ場へ移動します。スポーツセンターと❺パークゴルフ場、❶球技場の間の道路を進んでいきます。

一番手前側から第1〜第3キャンプ場に分かれています。各キャンプ場には外観はやや古いですが、整備の行き届いたトイレ(水洗、ウォッシュレットなし)、屋根付き炊事場(お湯なし)があります。炊事場内には竈門が数ヶ所あり、調理も可能ですが灰捨て場として利用されています。

※岩木山青少年スポーツセンターでは冬季間もキャンプ場をオープンする日があります。キャンプサイトは第1〜3キャンプ場ではなく、パークゴルフ場の雪を圧雪した場所が会場となっています。詳しくは岩木山青少年スポーツセンターHPをチェックしてください。


予約


予約はできません。基本的にサイトは早い者勝ちですGWなどの連休中やキャンプハイシーズンはかなり混雑しますので、注意しましょう。

料金 ※2024年時点

宿泊:1500円 チェックイン8:30〜 チェックアウト〜16:00
日帰り:380円 チェックイン8:30〜 チェックアウト〜17:00

宿泊のチェックアウトはなんと16:00です。焦らずゆっくりと撤収できるのは嬉しいポイントです。


場内サイト


第1〜第3キャンプサイトの全てが、車両が乗り入れ可能な全面芝生のフリーサイトです。明らかな通行の妨げや迷惑とならなければ、どこに設営しても大丈夫です。


第1キャンプ場

入場口から1番手前のサイトです。管理棟であるスポーツセンターに最も近いため、利便性が良いのが特徴だと思います。平らな場所が多く、サイトのどこにでも設営ができます。サイトから岩木山を見ることはできますが、魅力ポイントの1枚目の右側に白い大きな建物(学校)が映り込んでいるのが見えます。岩木山の景観を人工物が邪魔をしてしまうのが、このサイトの残念ポイントです。

第1サイトの炊事場周辺も平らなところがあり、その周囲に設営している方も多いですが、岩木山は見えづらいです。


第2キャンプ場

岩木山青少年スポーツセンター 第2キャンプ場・夕焼け

第1〜3キャンプサイトの中で最も広いサイトです。第2サイトはどこに設営しても正面に岩木山を見ることができるので、最もおすすめなサイトです。第2サイトも平らなところが多く、ほぼどこにでも設営することができます。

第1サイトの炊事場周囲から第2キャンプ場に向けて、一部下り傾斜があります。肌感覚ですが、この傾斜を避けて設営している方が多いです。そのため、第2サイトではこの傾斜がなくなったあたりの平らなところに陣取ろうとする方が多いです。視界に他の利用者のサイトが入り込まず、岩木山を存分見ることができるからだと思います。空いていれば、SASA家もそのあたりに設営することが多いです。

岩木山青少年スポーツセンター第2追加

サイトマップでは❸の芝生エリアだけに設営できるという印象も持つと思いますが、上図の赤太線で囲った部分にも設営することが可能で、かなり広いです。第2キャンプ場の左側赤太線あたりは木々が多く、林間のようになっているところもあります。岩木山はあまり見えませんが、静かにキャンプしたい、軍幕やハンモックを使用したい方におすすめのサイトです。

岩木山青少年スポーツセンター第2

左側赤太線の北側の先端部分のサイトです。樹々の間から岩木山が覗いています。この付近も設営する場所によっては、全貌ではありませんが岩木山を見ながらキャンプを楽しむことができます。

岩木山青少年スポーツセンター 林間

左側赤太線の北側の先端部分から少しだけ南のサイト。林間のような雰囲気があります。

岩木山青少年スポーツセンター・桜

第2キャンプサイトの西と、左側赤太線の東側をつなぐ位置にあるサイト。岩木山は見えづらいですが、春は桜を鑑賞しながらキャンプを楽しむことが出来ました。


第3キャンプ場

入場口から1番奥側のサイトです。管理棟であるスポーツセンターに最も遠いため、温泉や製氷機などの設備を使用するのための移動が手間です。キャンプサイトの北側の先端に道がついており球技場付近に出て、センターに向かうことができるようになっていますが、整備されているとは言えない薮の中を通らなければならないです。第3キャンプサイトの利用者は場内を車で移動する方が多いです。

第3キャンプサイトからは岩木山は見えませんので注意してください。第3キャンプサイトも平らで設営できる場所が十分ありますが、傾斜が多いです。東屋付近が周囲に比べ少し小高い丘のようになっています。東屋付近に設営される方もいます。

知る人ぞ知る?情報かもしれませんが、第3キャンプサイトには展望所に向けて森の中に入っていける坂道があります。坂を登った先に2ヶ所ほど開けた場所があります(わかりづらいですが、下図赤の点線と丸付近)。静かにキャンプを楽しみたい方は探して、利用してみてはいかがでしょうか?

岩木山青少年スポーツセンター第3追加

終わりに


岩木山青少年スポーツセンターは、広大なフリーサイトから津軽富士・岩木山を目の前に見ながらキャンプできる青森のふもとっぱらとも言えるキャンプ場です。料金も比較的手頃で、設備が充実しており、初心者から上級者まで楽しむことができる素晴らしいキャンプ場だと思います。周辺の観光施設も充実していますので、キャンプ前後も楽しみもあります。青森に訪れた際は是非、利用してみてください!自信を持っておすすめのキャンプ場です。

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。地元秋田や東北のキャンプ場について、主にInstagramで情報を発信していますので、フォロー頂けたら励みになります。よろしくお願いいたします。

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