
この記事では、北海道千歳市の支笏湖畔にあるモラップキャンプ場について、使用感や魅力などsasa家の独自目線で解説していきます。実際に使用し感じたことを記事にしましたので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
支笏湖 モラップキャンプ場
北海道千歳市の支笏湖畔にあるモラップキャンプ場(休暇村支笏湖【公式】)。フェリーターミナルがある苫小牧市内からは車で30〜40分、札幌市内から1時間半程度かかります。周囲には高速道路IC(道央千歳ICより約30km、道央苫小牧ICより約30km)がありますが、所要時間は下道とあまり変わりないようです。キャンプ場への公共交通機関はありませんので、車などが必要です。
国立公園という性質上、周囲には緊急時に利用できる病院や商業施設はありません。買い出しなどの所用は苫小牧市内や札幌市内など、キャンプ場に向かう前に済ませておくのが無難と思われます。キャンプ場ではキャンプ用品のレンタルが可能で、5人用の常設テントを利用できるプラン(食材付き、食材なし)もあります。場内には売店(HOO HOO)があり、最低限の備品や食料を購入することはできます。飲料は設置されている自販機でも購入できます。
売店で釣具をレンタルし遊漁券を購入すると、ヒメマス釣りを楽しむこともできるようです(6月1日から8月まで)。この時期は早朝から漁船が出ており、キャンプ場横から音がするので注意が必要です。カヌーやボート(アヒルさん、エンジン・バッテリー付き)もレンタルできます。
出典;あさってキャンプ
ハイシーズンはGWなどの連休や夏季、お盆などのようです。涼を求めて、道内だけなく本州からも多くの方が利用します。2025年シーズンは4月26日〜10月31日までの開場予定です。冬キャンプは開場されていないようです。
モーラップ(モラップ)はアイヌ語で、小さな・低いもの、小さな・坂、緩やかな翼、小石浜、小さな・降りる道のある所など諸説あるようです。
魅力ポイント

モラップキャンプ場の最大の魅力は、支笏湖と山々が織りなす壮大な景観だと思います。写真は9月末に訪れた際のブルーモーメントに撮れた1枚です。
キャンプサイトの目の前に広がる支笏湖の透明度は日本屈指で、「支笏湖ブルー」とも称されます。天候や時間帯によってブルーやエメラルドグリーンの彩の変化を楽しむことができます。対岸の正面に恵庭岳、左手に風不死岳を望むことができ、支笏湖と相まって開放感が抜群です。昼、夕、夜、朝と表情を変える支笏湖と山々の景色はずっと眺めていられます。夕陽がほぼ正面に沈んでいくため、何もせず、ただ移ろいゆく景色を眺めて過ごす時間は本当に贅沢です。

商業施設や街の明かりから離れているため、夜になると満点の星空を魅えます。うっすらとですが、肉眼で天の川を魅ることもできました。
場内設備
・ゴミについて
可燃ごみ、不燃ごみ(ビン・缶・PET・発砲スチロール)、粗大ゴミ(イス・コンロ・網)はお持ち帰り
生ゴミのみ回収(PM16:00まで)
・ペットについて
条件付きで可
吠えない、リード着用、しつけが良いなど
・花火OK
手持ちのみ
・遊泳禁止
水遊び程度は可
SUP、カヌーOK
・焚き火
OK
直火禁止
・お風呂、シャワー、ランドリースペース
なし
周辺の施設を利用
支笏湖温泉|休暇村支笏湖 ~15:00(最終受付14:30) 車で10分程度
・EV充電設備
有り(有料)※対応車種のみ

入場すると左手に見えてくるユニバーサルサイト(オートサイト)。左奥で屋根が見えている建物ボート乗り場で、貸しボートなどはここにあります。見えづらいですが、右奥の白樺の木のあたりに並んでいるのが常設テントです。
出典;あさってキャンプ

進むと入り口の看板が見えてきます。左奥に見えるのが管理棟で、管理棟前には駐車スペースがあります。受付し、受付カードをもらいます。チェックイン時間までは場内へは入場できないので注意しましょう(チェックイン前の徒歩での下見はOKでした)。

受付棟の右に進むと、駐車場とキャンプサイトがあります。

奥側の駐車場から管理棟に向いて撮った写真です。駐車場に面して和式トイレ棟(右手前の建物)、炊事等が並んでいます。写真には写っていませんが、車の通行スペースを挟んで左側にも駐車場とトイレがあります。トイレは綺麗に掃除がされていました。

サイトマップには載っていませんが、駐車場を挟んでサイトに面していない側にも新しい洋式トイレがあります。こちらでは多目的トイレも使用できます。

炊事場はサイトに3箇所あります。お湯は出ません。足洗いなどに使用できるホースが設置してあります。

灰捨て場は炊事等横(駐車場側)にあります。

場内にはリヤカーが設置してあり、駐車場とサイト間の荷物を運ぶのに利用できます。台数が多いわけではないので混雑時には争奪戦になるかも・・。使い終わったら早めに元の場所に戻してあげてください。
予約・料金
予約は休暇村支笏湖【公式】からネットにて事前予約です。決済はクレジットカードの事前決済になります。
・デイキャンプ
大人1名 1,000円 小学生 500円 幼児(4~6歳) 350円 幼児(0~3歳) 0円
予約受付締め切り 当日12:00まで
※繁忙期(GW、お盆など)は日帰り利用の受付不可
チェックイン/9:00 チェックアウト/16:00
・キャンプ宿泊 テント持込 フリーサイト
大人1名 1,300円 小学生 700円 幼児(4~6歳) 500円 幼児(0~3歳) 0円
予約受付締め切り 当日12:00まで
課金形態:日ごとにサイト利用料✖️人数分
チェックイン/13:00~18:00 チェックアウト/AM〜11:00まで
・キャンプ宿泊 テント持込 ユニバーサルサイト(オートサイト)
サイト利用料 1,000円 に以下を加算方式
大人1名 1,300円 小学生 700円 幼児(4~6歳) 500円 幼児(0~3歳) 0円
予約受付締め切り 当日12:00まで
課金形態:日ごとにサイト利用料✖️人数分
チェックイン/13:00~18:00 チェックアウト/AM〜11:00まで
・キャンセル料
無断不泊:宿泊料金の50%
0日前:宿泊料金の50%
1〜3日前:宿泊料金の20%
※宿泊後のデイキャン延長は基本的には受け付けていませんが、空きがあれば対応してくれることもあるそうです。
アーリーチェックイン
休暇村支笏湖【公式】から予約の際にオプションで選択可能です。予約フォームのSTEP2・予約内容の入力ページ下部に、下図のようなプラン選択箇所があります。通常のチェックインは13:00〜ですが、11:00〜からチェックインが可能となります。1日限定40組です。選択できない場合は満員となっている可能性があります。

場内サイト
出典;支笏湖休暇村【公式】
基本的に好きな場所にサイトを設営できます。サイトはほとんどが砂利と砂です(砂利多め)。テントやタープ設営の際は風で抜けないように、砂用あるいは長めのペグの使用をおすすめします。

支笏湖と山々が織りなす壮大な景観を存分に楽しむためには、視界を遮られない湖畔寄りがおすすめです。難点は湖畔に近づくほど傾斜があり、駐車場に近いほど平らなところが多いことです。あえて駐車場に近い場所に設営し、セミオートキャンプを楽しむ選択肢もありだと思います。
モラップキャンプ場のサイトは三日月様の形をしています。管理棟に近いほどサイトが広く、駐車場から湖畔までが遠いです。逆に管理棟から遠いほどサイトが狭まり、駐車場から湖畔まで距離が近いです。

sasa家としては景観も良く、プライベート感や利便性も取りたいとなると、サイト内にある和式トイレ棟付近から奥側のサイトがおすすめだと考えています。上写真はサイト側の駐車場の一番奥から撮影しました。sasa家は白いテントの左の離れた場所に設営しました。

駐車場をさらに進んだところにあるカケス橋の奥にも設営することができます。難点は遠いところです。

ヨガのイベントがあるようで、テントが常設してありました。

なんと最奥に設営されている方もいました。

最奥サイトの景観は圧巻。支笏湖と風不死岳が一望できます。プライベート感と景観を堪能したい方にはアリかも。
終わりに

支笏湖と山々が織りなす壮大な景観を眺めながら、何もせず過ごした時間は本当に贅沢でした。できることなら毎年行きたい..。事前予約制ではありますが、リーズナブルに北海道の大自然を堪能できる高規格なキャンプ場です。北海道に訪れた際は是非、利用してみてください!
本記事は随時アップデートしていきます。今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。地元秋田や東北のキャンプ場について、主にInstagramで情報を発信していますので、フォロー頂けたら励みになります。よろしくお願いいたします。
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