北海道|仲洞爺キャンプ場をレビュー|予約なし?何時から並ぶかなど使用感を解説|洞爺湖の絶景と温泉を堪能!

仲洞爺キャンプ場

北海道虻田郡洞爺湖町にある「仲洞爺(なかとうや)キャンプ場」は、洞爺湖の湖畔に位置する自然豊かなキャンプ場です。湖を望む絶景ロケーションと、温泉併設という魅力的な環境が特徴で、春から秋にかけて多くのキャンパーが訪れます。特に湖畔サイトでは、美しい夕焼けや朝靄のかかる湖の幻想的な風景を楽しめます。

この記事では、北海道有珠郡壮瞥町の洞爺湖の湖畔にある仲洞爺(なかとうや)キャンプ場について、使用感や魅力などsasa家の独自目線で解説していきます。実際に使用し感じたことを記事にしましたので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。

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秋田で田舎暮らし30代夫婦。日本中のキャンプ場巡りを夢見る。

妻aki(管理者):愛車タンドラとコーヒー、焚き火が大好き。
夫sasa:キャンプ歴7年。キャンプ誌GOOUTやYoutubeなどメディア掲載多数。シンプル&ブラックキャンパー。

Less Is More =「より少なく、しかし良く」という意味。この価値観に基づいた、キャンプや日々の暮らしを発信中。

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洞爺湖 仲洞爺キャンプ場


・電話番号
 0142-66-3131(仲洞爺キャンプ場管理棟)

・公式サイト
 なし
 壮瞥町観光情報サイトに情報あり

開場期間
 不明(2024シーズンは5/11〜10/21)
 2025年より指定管理業者変更のため未定
 冬キャンプ なし

アクセス


 札幌から約2時間(道央自動車道利用、虻田洞爺湖ICから約30分)
 新千歳空港から約2時間(道央自動車道利用)
 苫小牧から約1時間半(道央自動車道利用、伊達ICから約1時間)

公共交通機関
 JR「洞爺駅」からバスで約40分

最寄りの救急病院
 日本赤十字社 伊達赤十字病院(車で30分程度)

最寄りのスーパー、コンビニ
 Aマート・壮瞥店(車で10〜15分)
 セイコーマート・ふじさわ店(車で10〜15分)


魅力ポイント


1.洞爺湖の絶景
目の前には青色の湖が広がり、中央に鎮座する中島(大島、弁天島、観音島、饅頭島の総称)や、現在も火山活動を続ける有珠山・昭和新山などの山々と相まって自然の雄大さを感じることが出来ます。毎年4月下旬から10月末頃まで「洞爺湖ロングラン花火大会」が毎日開催されおり、キャンプ場から洞爺湖上空に打ち上がった花火も鑑賞できます。

仲洞爺キャンプ場・オート先端

2.温泉施設(来夢人の家)
キャンプ場には徒歩圏内に温泉施設が隣接しており、源泉掛け流しの温泉でキャンプの疲れを癒すことが出来ます。備え付けのシャンプーやリンス、ボディソープはありませんので注意ドライヤーあり(1台)。お湯は熱めです。露天風呂はありません。

3.リーズナブルな料金
町営であるため、利用料金はかなり安いです。利用しやすいのも嬉しいポイントです。


場内設備


ゴミ
 可燃ごみ
 不燃ごみ(ビン・缶・PET・ダンボール・電池・金属)
 灰捨て場

ペット
 第1キャンプ場(フリーサイト):不可
 第2キャンプ場(オートサイト):可

花火
 禁止

遊泳
 禁止、水遊び程度は可
 SUP、カヌーOK

釣り
 禁止

焚き火
 OK、直火禁止

シャワー、ランドリースペース
 隣接温泉施設(来夢人の家)あり
 
EV充電設備
 なし

サイトマップ

仲洞爺キャンプ場サイトマップ
出典;北海道キャンプライフ
仲洞爺キャンプ場・入り口

国道132号線から入ると、入り口の看板が見えてきます。右奥にあるのが温泉施設・来夢人の家です。手前に駐車場があるため、初めて来ると来夢人の家が受付棟に見えてしまいますが、受付棟ではありませんので注意してください。見えている来夢人の家の、左に続く道路を進むと受付関連の施設があります。

仲洞爺キャンプ場・来夢人の家

温泉施設の来夢人の家。中には休憩室と小さな売店もあります。

料金(2024年現在)、大人:450円、小人:140円、幼児:70円
※小人:小学生以上中学生以下 幼児:3歳未満

営業時間
夏期4月から10月 10:00 – 20:30(受付終了20:00)
冬季11月から3月 10:00 – 19:00(受付終了18:30)

定休日
祝日以外の毎週火曜日
冬季(11月1日〜3月31日)は毎週火・水曜日・年末年始
※7・8月は無休

仲洞爺キャンプ場・道路

来夢人の家の前の道路を進むと、左奥に交通整理棟?の小屋があります。この前で停車し、説明を受けてから右に進んだ所にあるプレハブの中で受付用紙を記入します。

仲洞爺キャンプ場・プレハブ

記入室の外観。テーブルや椅子、記入用紙等あります。記入したら車に戻り、第1サイトの駐車場に向かいます。

仲洞爺キャンプ場・第1サイト駐車場

交通整理棟を奥に進むと、第1キャンプ場の駐車場があります。2輪専用の駐車スペースもあります。こちらに停車し、右奥にある管理棟に記入した用紙を提出・決済し、説明を受けてサイトに掲示するプラカードを受け取ります。

仲洞爺キャンプ場・道路

上写真から少しだけ進んだところです。駐車場には管理棟前からも入れます。

仲洞爺キャンプ場・道路3

上写真の位置から右を向くと、出口と第1キャンプ場が奥まで広がっているのが見えます。

仲洞爺キャンプ場・第1サイト入り口

管理棟方向へ進むと第1キャンプ場の入り口が見えてきます。

仲洞爺キャンプ場・管理棟

第1キャンプ場入り口に少し入ったところからの管理棟の外観。裏にトイレやゴミ・灰捨て場が集約されています。

仲洞爺キャンプ管理棟内売店
出典;CARLINX

管理棟では最低限のアウトドア用品の購入が可能で、インスタント麺なども販売されています。北海道限定のインスタント焼きそばを購入したところ、管理人さんがお湯と割り箸を用意してくれた上に、ゴミまで回収してくれました。

仲洞爺キャンプ場・ゴミ捨て場

可燃・不燃ゴミなどキャンプ関連ゴミは、ほぼ捨てていくことが出来ます。無料です。

仲洞爺キャンプ場・灰捨て場
出典;CARLINX

ゴミ捨て場の裏には灰捨て場もあります。

仲洞爺キャンプ場・管理棟とトイレ

ゴミ捨て場の横には新設されたトイレがあり、とても綺麗です。仲洞爺キャンプ場には第1サイト内にトイレがもう一つあり、少し古いですが綺麗に清掃されています。

仲洞爺キャンプ場・炊事棟

炊事場は第1サイトに4箇所、第2サイトに1箇所あります。お湯は出ません。


予約・料金


予約はできません。予約なしで向かい、サイト設営は入場順に早いもの勝ちです。決済方法は現金のみです。

キャンプ(宿泊)
 大人1名:700円
 小人1名:400円(小学生以上、中学生未満)
 車1台:500円(オートキャンプ場=第2キャンプ場の場合)
 キャンピングカー1台:1,000円(キャンピングカーサイトの場合)

【平日】
 チェックイン 11:00~17:00
 チェックアウト 〜14:00

【週末・GW・7月・8月・連休など】
 チェックイン 9:00~17:00
 チェックアウト 〜14:00

※時間外受付、代理受付、事後受付は禁止

デイキャンプ
 なし
 日帰り希望は宿泊と同料金
 利用可能サイトはフリーサイト(第1キャンプ場)のみ


何時から並ぶ?


週末・GW・7月・8月・連休などは、AM8:00〜9:00前に10台以上並ぶこともあるそう湖畔サイトを取りたい場合、気合を入れて早めに到着する必要がありそうです。sasa家は9月の平日に利用し、AM11:00少し過ぎたくらいに到着しました。連泊の方?も含め、既に20組近くサイトが設営されていました。

仲洞爺キャンプ場のェックアウト時刻はPM14:00です。この時間の前後であれば運よく撤収・チェックアウトしたサイトに設営できるかもしれません


場内サイト


サイトマップ

仲洞爺キャンプ場サイトマップ
出典;北海道キャンプライフ

第1サイト(フリーサイト)

車の乗り入れ・ペット不可です。体感では設営可能なエリアが、第2サイトの3〜4倍の広さがあります。そのため、多少混雑していても湖畔に設営できる可能性が高いです。車の乗り入れが出来ないため、下写真のようなリヤカーを使用し、キャンプ道具を運びます。管理棟横の入り口から湖畔までは割と奥行きがあるのと、湖畔まで傾斜が続くので荷物の運搬は大変です。一気に運ぼうとすると、重さのため危険ですので注意しましょう。

仲洞爺キャンプ場・リヤカー
出典;CARLINX

リヤカーの貸し出しはありますが、数に限りがあるため混雑時は使用できない可能性が高いです。ハイシーズンはキャンピングカートの持参をおすすめします。

仲洞爺キャンプ場・第1サイト1

第1サイトの入り口から湖畔方向の写真。湖畔まで傾斜が続いています。

仲洞爺キャンプ場・第1サイト

上の写真の右奥に見えているサイト。仲洞爺キャンプ場の湖畔サイトは傾斜があるエリアが多いですが、この場所は平らで中島を正面に捉えることが出来ます。樹々のしげり具合も相まって、とても写真映えしそうな場所でした。トップ画もここで撮影しています。夕陽も中島の右に落ちていくので、絶景ポイントだと予想しています。ここに設営したかった・・。

実際にここに設営していた方にお話を聞きました。景色はやはり絶景。ただ、サイトは土と少し大きめな砂利混じりのサイトで薄めのグラウンドシートの上に裸足だと足を痛めてしまうとのこと。厚めのマットやコットを使用した方が良さそうでした。

仲洞爺キャンプ場・第1サイト川沿い先端

第1サイト川沿いの先端。ここも絶景間違いなし。しかし、入り口から最も遠く、荷物の運搬が大変そうでした

仲洞爺キャンプ場・第1サイト川沿い

第1サイト川沿いの手前側。平らなところが多いためか、川に沿って設営されている方が多かった印象です。

仲洞爺キャンプ場・第1サイト3

第1サイトのこの辺りからは、湖畔側の傾斜が強いため設営するのに躊躇してしまうほどでした。リビングや寝具の傾きは避けれないレベルです。逆に陸側が平らなところが多い印象でした。景色を取るか、過ごしやすさを取るか・・。

仲洞爺キャンプ場・第1サイト4

第1サイト最奥。湖畔は相変わらずの傾斜ですが、樹々が少し開けているため、陸側サイトに設営しても洞爺湖の絶景を見ることが出来ます。ただ、入場口からはなかなかの距離でこちらも荷物の運搬が大変そうです。

第2サイト(オートサイト)

車の乗り入れ・ペット可です。体感では樹木やその根が多く、意外と設営できる場所が限られている印象です。

仲洞爺キャンプ場・第2サイト1

第2サイトに入ると、左手に陸側のオートサイトが見えてきます。樹々が生い茂り雰囲気がとても良いですが、湖は見えないです。

仲洞爺キャンプ場・第2サイト2

上の写真の位置から右を向くと、湖畔サイトが見えます。湖畔ギリギリまで車を近づけれるので、荷物の運搬はやはり楽だと思います。ただ、湖畔のテントが見えませんね?

仲洞爺キャンプ場・第2サイト3

これには理由があります。第2サイトの湖畔は平らなサイトですが、湖畔に至る直前は上写真のように段差や強い傾斜があります(写真ではわかりづらいかも・・)。そのため、段差のギリギリ手前まで車を付けて荷物を運搬されている方がほとんどでした。

仲洞爺キャンプ場・第2サイト3

第2サイト湖畔。奥へ行くほどサイトが狭くなり、設営スペースが限られてきます。サイトはほぼ砂利です。

仲洞爺キャンプ場・オート2

第2サイト湖畔からは、ほぼ正面に有珠山・昭和新山を見ることが出来ます。sasa家が訪れた日はなかなかの強風だったので、耐風性が高いケロン4GTをチョイスしました。

仲洞爺キャンプ場・第2サイト先端

ケロン設営場所はこの写真の手前です。上の写真の位置から右を見ると、有珠山・昭和新山と中島が視界に収まる絶景が魅れます。できれば先端に設営したかったのですが、先端は砂利ではなく大きな岩や石で埋め尽くされていてペグが刺さりそうにありませんでした。風が強くない日であれば、自立式のテントは設営できると思います。

先端サイトに至るまで道は樹木やその根が生い茂っていて、傾斜や段差だらけです。車の横付けはまず不可能です。オートサイトとはいえ、駐車可能な場所から少し歩いて荷物を運搬する必要がありますのでご留意ください

キャンピングカーサイト

キャンピングカーやトレーラーハウス専用のサイトで、ペット可です。サイトからは湖などの景色は見えません。RVパーク様ですが、電源設備はありませんのでご留意ください。

仲洞爺キャンプ場・キャンピングカーサイト
出典;北海道キャンプライフ

終わりに


仲洞爺キャンプ場は、洞爺湖の絶景と温泉が魅力のコスパ抜群のキャンプ場です。洞爺湖の湖畔でリラックスした時間を過ごしたい人や絶景を見たい人、温泉付きキャンプを楽しみたい人におすすめ出来ます。第1・第2サイトともに程度の差はあれ荷物の運搬が少々大変なところはありますが、初心者からベテランまで気軽に利用できます。

仲洞爺キャンプ場・絶景

sasa家が訪れた際は、雲の割れ目から中島へ太陽光が降り注ぐ、とても神秘的な光景を目にすることが出来ました。洞爺湖と有珠山・昭和新山などの山々の壮大な景色の前に、自分も含め全てのことがちっぽけ思え、どこか少し悲しさと嬉しさを覚えた記憶があります。また、必ず訪れたいキャンプ場の一つです。

本記事は随時アップデートしていきます。今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。地元秋田や東北のキャンプ場について、主にInstagramで情報を発信していますので、フォロー頂けたら励みになります。よろしくお願いいたします。


周辺のおすすめ施設、グルメ


サイロ展望台(車で25分):洞爺湖を一望できる絶景スポット。小型ヘリに搭乗できる。お土産や軽食あり。
 ※併設のカフェのソフトクリームが絶品です!
洞爺温泉 洞爺いこいの家(車で20分):洞爺湖を一望できるリーズナブルな温泉。
 ※安いのに、景色が素晴らしい
昭和新山・有珠山ロープウェイ(車で30分):ダイナミックな火山の景色を楽しめる観光スポット。
 ※ロープウェイに乗る際は山頂辺りは寒いため、その時期の格好に上着1枚追加が良し。
とうや水の駅(車で10分):洞爺湖の名産品や軽食が楽しめる道の駅。
レークヒル・ファーム(車で15分):濃厚なジェラートが人気の牧場カフェ。
洞爺湖温泉街(車で20分):足湯や湖畔の散策が楽しめる温泉街。


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